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ヒゲクジラをツマミにノンアルを飲む

 因果関係不明の体調不良のため、医師からアルコールを止められている私ですが、ノンアルコールでほどほどに晩酌を楽しんでいます。酔えなかったとしても、ビールの心地よい苦味を再現した炭酸飲料は、私の気持ちをスカッと上機嫌にしてくれます。

 今回は私のちょっと変わったツマミを紹介しようと思います。毎回このツマミで飲んでいるわけではなくたまに食べる一品ですので、その点はお間違いなく。

宮城県で製造された
大型海洋動物の珍味

 さて、タイトルにもある通り、この日私はヒゲクジラの缶詰をツマミに選びました。じつは近くにクジラの赤身が安くで売っているお店があって、そこで試しに買って食べたのがきっかけでクジラ肉が好きになりました。

鯨の旨煮(醤油味)
ヒゲクジラの1種であるナガスクジラ

 現在そのお店は閉店してしまったのですが、今でもたまにクジラの缶詰を買って、晩酌のツマミや白ご飯のおかずに食べています。購入しているのは、宮城県で製造されているもの。日本は2019年に国際捕鯨委員会(IWC)を脱退したのですが、宮城県にはもともと捕獲可能地域があって、IWC 脱退以前から小型のクジラの捕獲が水産庁から認められていました。

 ただ、缶詰の原材料名を確認すると「ひげ鯨(アイスランド産又はノルウェー産又は国産)」とあります。産地がどこであれ、クジラの旨味に変わりはそうないはず、とここは気にせずいただきましょう。

原材料名に「ひげ鯨」とある。
どこで獲れたものかは不明

いざ、実食!
舌が喜ぶ滋養と旨味

 缶詰のふたを開けると、ふわっと生姜焼きみたいな香りがします。ぷるぷるとした煮凝りのようなものが肉に絡んでいて、高級感があります。缶を開封してそのまま食べるのも美味しいのですが、今回はあたためて食べてみます。

缶詰の中身。
白い部分はぷるぷるとして風味が凝縮

 熱を通すと煮凝りのような部分はスープのようになり、より生姜の香りが濃くなったように思えます。一口食べるとほろほろとした食感で、豊富な鉄分の味というのか、ミネラルの味(?)というのか、滋養が肉からあふれ出るのを実感できます。しょう油であま辛く味付けされていて、どこか懐かしさも感じられる、滋味深い味わいとなっています。

ビールテイストの炭酸飲料と鯨の缶詰

 ここにビールテイストの炭酸飲料を飲んでさっぱりさせると、またもう一口と箸が進んでいきます。完食はあっという間。本日もまた、美味しい一時を過ごせました。

参考文献
・岩手沖でナガスクジラ1頭を捕獲 IWC脱退後初、体長19・6m 東京新聞2024年8月2日
・驚くほど美味い「鯨の缶詰」意外な原産地『プレジデントオンライン』2018年9月27日配信https://president.jp/articles/-/26281?page=1

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