勝手に企画 『機動戦士ガンダム TWIN STAR(仮題)』

・企画意図

富野由悠季監督がKotoba誌のインタビューで、ニュータイプを優れた戦闘能力がある者としか描けなかった。ニュータイプの政治家や経済人を描けなかったという悔しさを語っていたのを読み、今からでもそれを描く事に挑戦して欲しいと思い、こんな作品を書いては如何ですかという提案として、また叩き台になる様な雛形となればという思いを込めて企画しました。

・企画概要

富野由悠季監督が理想とする世の中に改革をもたらすニュータイプとは、優れた政治家、もしくはアップルの創業者であるスティーヴン・ジョブズのような企業家であろう。
この作品はその理想のニュータイプを主人公とする一方で、機動戦士ガンダムの世界観の中でそれを描くには、モビルスーツ及びそのパイロットも必要不可欠である事から、主人公との対比としてのもう1人の主人公をモビルスーツのパイロットとして設定し、その2人の人生を対比しながら、理想に程遠い世の中を変革しようと努力する人々の葛藤と苦悩を描く群像劇である。

同時に機動戦士ガンダムの最新作である事を踏まえ、これまでのガンダムファンにも楽しんで貰う事も必要であると考え、その入口は従来のガンダムファンにとって興味を惹くものであらなければならない。
その事からファーストガンダムからの人気キャラであり、ファーストガンダムにおいて人の革新、世の中の革新を説いた政治家であるジオン・ズム・ダイクンの娘であり、ニュータイプの能力を戦闘者として発揮する事は出来たがニュータイプの政治家にはなれなかった失敗例であるシャア・アズナブルの妹であるセイラ・マスの双子の私生児を2人の主人公として、これまでのガンダムシリーズに登場した主要キャラクターも数人登場させる事とする。

加えて、閃光のハサウェイのアニメ化により人気となった登場MSのバリエーションや発展型を登場させる事で、ガンプラ人気の更なる向上に貢献出来る作品となる事も目指す。

また、政治家としての理想のニュータイプを描くと同時に、優れた戦闘能力を持つモビルスーツのパイロットは真のニュータイプと呼べるのか?という命題にもスポットライトを当て、優れたモビルスーツパイロットの戦闘パターンを学習させたAIはニュータイプパイロットの代わりになり得るのか?という新たなシチュエーションでのアプローチも描いていく。

その2つのテーマを通し最終的にニュータイプ論としてのガンダムの最終結論を導き出す作品を目指す。

・企画実現形態

現場で仕事が出来るのは後3年と公言している富野由悠季監督には、劇場版Gのレコンギスタの完結後は現場に行かなくても個人で出来る創作活動を通して、今後もガンダムシリーズに関わって頂きたいという思いから今作は富野由悠季監督にアニメ化を前提とせず原作小説を執筆して頂き、その原作小説を同じくアニメ化を前提とせずに富野監督が執筆した小説閃光のハサウェイを映画化した実績のある村瀬修功監督によりTVシリーズのアニメ作品として制作し、TVシリーズ放映後再編集した劇場版を3部作として制作する。

・時代設定

閃光のハサウェイの数年後〜10年後とする。

・あらすじ

ニュータイプ思想の提唱者であるジオン・ズム・ダイクンの娘セイラ・マスは双子の私生児を出産していた。父親はセイラと親交のあるカイ・シデンではないかという噂があったが両者はその噂を否定、セイラは双子の父親は不詳として、その名を生涯明かさなかった。

セイラはジオン・ズム・ダイクンの孫であり、シャア・アズナブルの甥である自分の息子達が政治的に利用されてかつてのシャアの様に道を誤ることを恐れ、幼少期から祖父ダイクンの理想を教え、武力による改革を目指した伯父シャア・アズナブルのやり方は誤りであり、決して武力による改革を目指してはならないと言い聞かせて育てた。

双子の兄カインはその教えを忠実に守り政治家を志す。先ず政治家としての基盤を築く為に企業家として成功する事を目指し、投資家として成功していた母から教えを受け企業家として成長して行く。
病気で早逝した母の資産を受け継ぎ、自力で得た資産とを合わせて、企業体セイラ・マスグループを創立。また、公表する事なく慈善活動を続けていた母の功績を称え、その慈善活動を引き継いでいく為の慈善団体としてセイラ・マス財団を設立。
母セイラの慈善活動の功績を公表すると共にその遺志を引き継ぎ慈善活動も積極的に行い、企業家としても慈善活動家としてもカリスマ的な人気を得て、満を持して地球連邦議員の選挙に立候補して見事初当選を果たし、政界進出を始める。

一方で、兄カインの理想を支持しながら、例え兄が武力に頼らず理想の実現を目指したとしても、必ず武力を以ってそれを妨害する対抗勢力が出て来るであろう事を予見した弟セイルは、その時自分は兄に代わってその武力に対抗出来る力を手に入れたいと考え、政治家としての兄の足枷にならぬよう、マス家の籍から離れ、母の旧友であり父代り的存在でもあったカイ・シデンを頼り彼の養子となってシデン姓を名乗り士官学校に進みモビルスーツのパイロットとなる。

政治家となったカイルのカリスマ的人気とその血筋に強い警戒心を抱いた地球連邦政府の主流派の政治家達は何とかして彼を潰そうと画策し、反主流派は彼を抱き込んで利用しようと企てる。
しかし、主流派も反主流派も共に自分達の利益しか考えず、私利私欲で権力闘争してるに過ぎないと見抜いていたカインはどちらの陣営とも与せずに独自の道を進もうとするが、それは両陣営を敵に回す事であり、茨の道を進む事を余儀なくされる。

一方モビルスーツのパイロットとなったセイル・シデンは、その能力の高さと血筋から地球連邦軍及び地球連邦政府はニュータイプであり危険人物であるというレッテルを貼られ、冷遇される様になる。
また、兄同様その血筋から彼を利用しようとする複数の勢力から狙われる様になり窮屈な立場になって行く。
しかし、そのモビルスーツパイロットとしての能力の高さから、モビルスーツのAIパイロットプロジェクトのテストパイロットに選出され、実質的には電脳化されたアムロと言えるAIアムロと模擬戦を通じて交感する事となり、まるでアムロの残留思惟と交感した様な感覚を得る。
その経験から彼は連邦側にアムロのAIが存在するならネオジオン側には伯父であるシャアのAIが存在する筈だという思いに囚われ、AIシャアと交感してみたいという思いからその存在を探し求めネオジオンの残党と接触を図り、その行為が地球連邦政府から危険な行動と判断され、困難な立場に陥っていってしまう。

・カイン・マスの政策

全ての人類が地球に住む事は出来ないが、地球の環境保全、環境改善に従事する事業は必要であり、それに従事する人々が地球に住む事は不可避である。
またそれら環境事業に従事する人々の生活を支える為には、インフラ事業、サービス業に従事する人も地球に居住する事が必要となる。
しかし、その事が地球に住む事が出来るという少数の特権階級を生み、それが様々な格差や差別、汚職や政治の腐敗に繋がっている
その問題を解消する為に、全ての人類が人生の内2年間は地球に必要な仕事に従事する為に居住する権利を与えるという地球ワーキングステイ法、またその裏返しで全ての人類は如何なる立場の者でも2年間を超えて地球に居住する事は許されないとする地球居住制限法の立法を政策として掲げている。
しかし、それは現在の特権階級と、それを支持基盤とする政治家、そして現在の特権階級に取って代わろうとする反主流派からも猛烈な反発を受けており、その実現性を疑問視する声も多い。

・カイン・マスの企業戦略

カインは自身が会長を務める企業体セイラ・マスグループにおいては、彼の掲げる政策と同内容の社内法をいち早く制定し、如何なる従業員も2年間までしか地球勤務は許されず、全ての社員が一度は2年間の地球勤務をする事が出来るという制度を導入している。
そして、1人でも多くの社員が地球勤務が可能になる様、地球における環境関連事業、インフラ事業、サービス業での事業拡大を目指しており、また地球に居住出来るチャンスがあるという事で、スペースノイドの間では就職先として高い人気を得て、優秀な人材が集まる事で、業績も右肩上がりになり大きな成長を続けている。
それに対し公私混同との批判も根強く、また政界、経済界の両方で敵対する勢力を増やす事にもなっている。

・登場モビルスーツ

テーレマコス
ペーネロペーのミノフスキーフライトユニットを本体のオデュッセウスガンダムと一体化させ小型軽量化したペーネロペーの後継機。
地球連邦軍は平和な時代になった為、新型モビルスーツは導入しない方針だったが、アナハイムから開発中のΞ-IIガンダムがテロリストに強奪された事から、その脅威に対抗する為と、AIパイロットプロジェクトのテスト用を兼ねてセイル機とAIアムロ機の2機の試験導入を決定する。

Ξ-IIガンダム
ミノフスキーフライトユニットの小型化による小型軽量化と機動力向上を目指して開発された開発中のΞガンダムの後継試作機だが、ネオジオンの残党で反地球連邦のテロリストに強奪されてしまう。
一部で、平和な時代になった事を理由に新型モビルスーツ導入に消極的な地球連邦軍に新型モビルスーツ売り込みの口実を作る為に、意図的にテロリストに強奪させたのではないかという憶測もある。
Ξ-IIガンダムを強奪したテロリストは地球に降下、ハサウェイ事件後分裂離散している反地球連邦のテロ勢力の集結を図る。

メッサーカスタム
かつてのテロ組織マフティーの主力モビルスーツのカスタム仕様。
一部のマフティーの残党が今も使用している。老朽化が進んでいるが、正式な補修部品が現存していないので、ジェガンなどの過去の量産型モビルスーツの補修部品などをジャンク屋などから手に入れて、それを用いてカスタム化されている。
パイロットが各々独自にカスタムしている為、それぞれ仕様が異なっており、同じ仕様の機体は存在しない。

グスタフカールEX
現在の地球連邦軍の主力量産型モビルスーツ。
基本性能はグスタフカール準拠だが、地球連邦軍の要望により主にコストダウンの為の改良を施された改良型。

グスタフカールFX
アナハイムが地球連邦軍の次期主力量産型モビルスーツとして制式採用を目指して開発中の機体。
グスタフカールEXをベースにテーレマコスのフライトユニットの簡略版を搭載した廉価版ミノフスキーフライト機。言わばテーレマコスの量産型だが、地球連邦軍は制式採用を渋っている。

・登場人物

カイン・マス
セイラ・マスの双子の私生児の長男。父親は不詳。母セイラの死後、母の資産を受け継ぎ企業体セイラ・マスグループを創立、会長となる。同じく慈善団体のセイラ・マス財団の代表でもある。
地球連邦議員の選挙に立候補して企業家、慈善活動家としてのカリスマ人気を背景に当選するが、地球環境改善を最優先する政策は抵抗勢力が多く政治活動は困難を極めている。政策を同じくする先輩議員のブライト・ノアと協力関係となり、ブライトの中に父親の面影を見る。
ブライトの娘であり秘書でもあるチェーミン・ノアといつしかお互いに想い合う様になるが、過激な対抗勢力がチェーンに危害を加える可能性を危惧し距離を置こうとする。

セイル・シデン
カインの双子の弟であるが、マス家の籍を離れ、カイ・シデンの養子となりシデン姓を名乗っている。
キルケー部隊所属のモビルスーツパイロット。その優秀さと血筋からニュータイプの疑いを受け冷遇されているが上官のキッカ司令の後押しもあり、AIパイロットプロジェクトのテストパイロットに選出される。と同時にΞ-IIガンダム強奪して地球に降下したネオジオン残党のテロリスト掃討作戦にも動員されるが、ネオジオン残党のテロリストが伯父であるシャアのAIの存在を知っているのはないかと考え、接触を図ろうとする。

セイラ・マス
双子の息子がジオン・ズム・ダイクンの孫で、シャア・アズナブルの甥という事から政治的に利用されて、シャアと同じ過ちを犯す事を恐れ、2人に武力による理想実現を目指してはならないと厳しく教えて育てる。
若くして病に倒れ早逝する。生前は投資家として成功を収め、多くの企業のオーナーを務める一方、匿名で慈善活動にも積極的に取り組んでいた。セイラの死後、その資産と意志を長男カイルが引き継ぐ事になる。

カイ・シデン
セイラ・マスの旧友であり、何かと彼女を事を気にかけて折に触れ彼女の元に来訪しており、カインとセイルも幼い頃から父親代りの様な存在として慕っている。成長したセイルの望みで彼の養父となる。
ジャーナリストとして世界を股にかけて活躍しており、ブライト・ノアに情報提供するなど、彼の政治活動の支援もしている。

ブライト・ノア
長男ハサウェイの事件の後、地球連邦軍を退役して政治家に転身している。
父親として長男の事件の責任があるとの批判も根強いが、一方で一年戦争からの英雄としての人気も高く、多くの支持者を抱えている。
しかし、地球の環境保護優先の政策をとっている為、政敵も多く要職に就く事は出来ず政治活動は困難なものになっている。
政策を同じくするカインと協力関係になり、カインを息子の様に思う様になる。

チェーミン・ノア
兄ハサウェイの汚名を灑ぐ為に、兄の掲げた理想を正当な手段で実現する事を目標としており、その為に父ブライトの政治活動を支える為にブライトの秘書を務めている。
ブライトと協力関係にあるカインと接する内に彼を愛する様になる。カインも同じ想いだったが、自分との関係によりチェーミンの身に危険が迫っていると感じたカインが距離を置こうとしている事を感じ、何故自分を戦友と思ってくれないのかと不満を募らせている。

カインの秘書(名前未定)
名前もなく実態も不明な反主流派の政治的非合法支援活動を行う裏組織(単に「組織」と呼ばれる事が多いが、一部の構成員は「ノーネーム」と呼ぶ事もある。その実態は多くの構成員も知らされていない)からの密命を受けて、カインの身辺を探る為に秘書として潜入して来た工作員。
当初、カインとチェーミンの関係を疑っていたが、その行動に勘付いたカイルはそれをカモフラージュする為に彼女へ好意を示す様になり、彼女もカインの真意に勘付きながら、カインと親しい関係になって彼を操ろうと考えカインに好意を持っている演技をしていたが、次第に本当にカインを愛する様になってしまう。

キッカ・コバヤシ
セイルの所属するキルケー部隊の司令官。
幼い頃からニュータイプの烙印を押され、偏見と差別を受けて育ち、ニュータイプを戦争の道具として有名にしたアムロとシャアを憎んでいる。
一生ニュータイプとしての偏見や差別を受けて生きて行くなら、いっそニュータイプとしての能力を1番生かせる道を歩んだ方が良いと考え軍人となる。
MSパイロット時代は金髪の魔女と同僚達に恐れられる程、シミュレーターや模擬戦の成績はズバ抜けていたが、彼女を危険視する地球連邦軍は彼女を一度も宇宙圏の部隊には配属せず、一度も実戦を経験しないままMSを降りキルケー部隊の司令官に就任する。
自分と同じ境遇のセイルを何かと気にかけており、真のニュータイプを相手にテストしなければAIパイロットの真価は測れないとセイルをAIパイロットプロジェクトのテストパイロットに強く推薦する。

女性MSパイロット(名前未定)
キルケー部隊のセインの同僚。
環境保護活動を行う市民団体の活動に参加している。その関係で「ノーネーム」のエージェントに目を付けられ、セイルの身辺を探る事を要求されるがそれを拒否する。
しかし、やがてセイルを愛する様になり、逆にセイルの為に「ノーネーム」のエージェントと接触して「ノーネーム」の実態を探ろうと考え始める。

レツ・コバヤシ
元ホワイトベースの乗員として地球連邦政府の監視下にあり、その為宇宙圏に出る事は許されず、地球で小さな牧場を経営している。
しかし多くのスペースノイドが地球に居住を許されていない事を思うとまるで特権階級の様に地球に住んでいる事を後ろめたく感じ、生まれ故郷であるサイド7に戻る事を渇望している。
ブライト・ノアの政策が実現すれば自分の望みも叶うと信じブライトを支持して支持者の集いにも熱心に参加している。カイル当選後は政策を同じくするカイルも支持する様になる。
家に寄り付かなくなった義理の妹キッカの事を案じ、母フラウとの和解を望んで時々連絡を取っているが、キッカの頑なな気持ちを解す事が出来ない事に悩んでいる。

フラウ・コバヤシ
夫ハヤトと義理の息子カツを亡くした後、悲観に暮れて過ごしているが、義理の息子レツとの穏やかな生活に心の安らぎを見出している。
カツを死なせてしまった事、キッカが家を出て行ってしまった事は自分が母親失格だったからだと自分を責めている。
レツのサイド7に帰りたいという気持ちは理解しているが、宇宙には悲しい思い出が多い為、このままレツと地球で暮らしたいと望んでいるが、その思いをレツに伝える事は出来ないでいる。

反地球連邦テロリスト(名前未定)
ネオジオンの残党であり、反地球連邦のテロ勢力を集結して、地球連邦政府転覆を図っている。単に地球連邦政府に恨みを抱いているだけで政治的な思想や理念は持ち合わせていない。宇宙圏に潜伏していたが、月のアナハイムの工場からΞ-IIガンダムを強奪し地球に降下する。テロ活動に利用する為に、AIシャアを手に入れる事も画策している。

AIアムロ
地球連邦軍は優秀なニュータイプパイロットの戦闘パターンを学習させたAIにモビルスーツを操縦させ、ニュータイプと同等の戦闘能力を発揮出来れば、人間をMSに乗せてニュータイプとして覚醒してしまう事を恐れなくて済むという考えから発足したAIパイロットプロジェクトによりプログラミングされアムロの戦闘データを学習させたAI。
実際には学習効率を上げる為に、アムロに対する様々な身体実験を行っていた際に、アムロの脳からコピーされ地球連邦軍に保管されていたアムロ自身の記憶がロードされており、実質的には電脳化されたアムロという事が出来る。
このAIにアムロ自身の記憶がロードされている事は最高機密であり一部の高官しか知らない。
AIパイロットプロジェクトのテストでAIアムロが操縦するテーレマコスと模擬戦を行った際、セイルはAIアムロと交感し、AIアムロが知らない筈のシャアとの最後の戦いに関する内容をAIアムロが口にした事にセイルは衝撃を受ける。
セイルはAIアムロを通してアムロの残留思惟と交感したのだと考え、ネオジオンに存在するかもしれないシャアのAIと交感してみたいという思いに囚われてしまう。

AIシャア
その存在は確認されていないが、セイルは「人の営みは場所が違えど同じ様なものだ」と、地球連邦側にAIアムロが存在するのなら、ネオジオン側にはAIシャアが存在する筈だと信じている。
セイル以外にもその存在を信じて、その存在を突き止め手に入れようとしている勢力も多く、ネオジオン残党のテロリストもAIシャアを手に入れ、その影響力をテロ活動に利用しようと企んでいる。

・セイルとAIアムロとの交感シーンの会話(案)

AIアムロ「!!君は…セイラの子…?セイルか!?何故モビルスーツに乗っている!?それはセイラが禁じていた筈だ!!」

セイル「何っ!?AIごときにそんな事を言われる筋合いはないっ!!」

AIアムロ「シャア…奴の血筋の者がモビルスーツに乗るのは容認出来ない!!オレは奴との最後の戦いで奴の狂気を感じた!ニュータイプのシャアがモビルスーツで戦場に出た事で、戦場に満ちた狂気を吸い寄せ取り憑かれたんだ!!」

セイル「AIの癖にそんな嘘を!!あの時の戦いでνガンダムは行方不明になっている!!あの時の戦闘データは回収されてない筈だ!!貴様にロードされてる筈はない!!」

AIアムロ「何故かは知らんが、オレはハッキリと覚えている!あの時のシャアの狂気を!あの悲劇を繰り返す事は出来ない!自ら降りる気がないならオレが叩き出してやる!!AIに負けたポンコツニュータイプを連邦は雇うまい!!」

セイル「させるかあっ!!」

・キャッチコピー

セイラが遺した双子の忘れ形見

母の教えを胸に抱き

兄は政治家に、弟はモビルスーツパイロットに

別々の道を歩む

その道の先に2人が見るのは人類の希望か? 絶望か?

機動戦士ガンダム TWIN STAR

宇宙(そら)に瞬く二つ星の物語

君は目醒める事が出来るか?


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