ひらまる

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ひらまると申します。不定期で小説とエッセイを書いていきたいと思っています。ご一読いただければとても嬉しいです。

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第2章 米足 雪也(よねたりゆきや)

勇気出して開けたは良いけど、、、 どう読んだらいいんだ?? 時は少し遡り、おれの元に一通のメールが届いたのは数週間前のことだった。 件名には『米足 雪也 様 当選おめでとうございます。』 と書かれていた。 なんで俺の名前を知っているのだろう?というのが最初の疑問だった。 何かの懸賞に応募してたっけ? そんな事を考えながらメールを開いてみると、 『未来へ旅行に行きませんか?』 という内容の本文と、URLが貼ってあった。 行きたい場合はそのURLをタップす

    • 『花は咲けども』

      2011年3月11日、午後2時46分。 あの未曾有の震災から今日で丸8年が経ちました。 震災を経験した人にとってはもちろん、経験しなかった人たちにも忘れることのできない日だと思います。 私もあの時震災を経験し、今日まで様々な東北の姿、またそこに住む人たちの姿を目の当たりにしてきました。 被災地の復興の様子を見に行くと、綺麗に整備が進んでいる地域もあれば、まだまだ山肌が見え、重機が忙しく動き回っている地域もあり復興はまだまだ道半ばなんだなということを実感します。

      • ミラーワールド

        子供から大人になるにつれ、「初めて」の経験は減っていきます。 子供の頃は新鮮な体験がたくさんある一方、大人になると単調な生活になりがちです。 0歳〜20歳の体感時間と、20歳〜80歳の体感時間は同じなんだとか。 大人になっても新しいことにたくさん挑戦して楽しい時間を過ごしていけたら理想ですよね。 さて、少々話は逸れてしまいましたが、今日は、僕が1〜2歳くらいの時に経験した不思議な「初めて」の話を1つ。 僕が未だに忘れられない思い出となっている「初めて」の経験は鏡で

        • 初の受験は

          こんにちは。ひらまるです。 突然ですがみなさんは人生で最初に「乗り越えなければならない壁」は何だったでしょうか? 僕の場合は高校受験でした。 自分で行きたい高校を選択して、半年から1年という時間を勉強に費やし、自分で人生を切り開いていくことに、難しさと戸惑いを感じました。 その後も大学受験や就職試験など様々な受験を経験してきましたが、僕の最初の受験は、3〜4歳頃?に受けた幼稚園の受験でした。 いわゆるお受験ってやつでしょうか。 当時の記憶はあまりないのです

        第2章 米足 雪也(よねたりゆきや)

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        • 哀(小説)
          2本
        • エッセイ
          3本

        記事

          第1章 敏腕ガイド

          23××年。今や生活のほとんどがAIありきになっている。自動車やバス、電車は自動運転だし、家には人型のロボットが召使いとして一家に一台は必ずいる。大昔に自動掃除ロボットとかが流行っていたが、今の技術はその比ではない。仕事に関しても人間に残された仕事はもうほぼないと言っていい。人間が担ってきたもののほとんどが「再現」可能となった。 数十年前までは、AIと言えば工場で工業品の精製の補助であったり、スマホの1つの機能だったりと、人間の生活や産業をあくまでも支えるものに過ぎなかっ

          第1章 敏腕ガイド