今日の哲学

今日はフロイトから読み解く性
フロイトは人間には無意識がありそこには欲望・性衝動があると唱えた。管理社会のプレッシャーによって抑圧された無意識の領域と自我意識の調整が上手くいかなくなると神経症が起こると唱えた。以前書いた肉体の疲弊から神経症へ神経症が悪化すると死にたくなるというのは総論的実存主義だ。

フロイトが唱えた理論でいくとモラルに従順な若年層程神経症に陥りやすいというわけになる。ちなみに性衝動はため込まずに公言できるレベルだと実は対したことじゃなかったりする。

解決策は芸術やスポーツ、学問といった具合に昇華させることとフロイトは唱えているがそれは正しい。

俺は20代前半に神経症からアルコール中毒になりその後睡眠薬中毒になった。それが落ち着いたのはフロイトが唱えた通り芸術・スポーツ・学問だった。

20代中盤頃からデイケアに連行されたが、何の希望もないからギターとスポーツに打ち込んでいたら。対象となる親しい女性が現れない限り性的衝動が起きなくなった。対象があって始めて欲望が生じると唱えたのは哲学者ハイデッカーだ。

欲望は元々あるとか、そういうことに走っていると余計なことを考えなくても済むとか言っている人がいるが、単純に欲望の奴隷となっているのだ。

俺が完全にうつ病の症状が強い不安を伴って消えたのが30だったから、同時に管理社会のプレッシャーというものが現実に強く働いているという事実に気づいた。

管理のプレッシャーを超えて、自分の興味対象が見つかれば、フロイトの論理は破綻するというわけだ。

ちなみに管理社会のプレッシャーに負けた若年層は過去あったことをなぞる村上春樹的状況になる。ヤンキーはヤンキーロッカーはロッカーという具合だ。
誰も大事にしてくれる人がいなければリアルに太宰修みたいになって麻薬に走ったり自殺未遂したりする。そこから抜け出すのは大変だ。

簡単に言うと管理のプレッシャーというのは反動だけがあって救いがないのだ。俺の場合運がいいことにアナーキストが行動に出ると犯罪者になるから言論の自由を使えと教えてくれる大人がいた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?