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コラム:新しい領域に足を踏み入れる楽しさについて

突然ですが、私は大学時代にフィギュアスケート部に所属していました。Figuroutという社名もその影響が出ていますw
大学から始めたので、2回転ジャンプが飛べるようになった程度ですが、(学業をおろそかにしながら)スケート漬けの日々を送っていました。

この経験を通じて感じたことは、「まったく未経験の領域で成長する楽しさ」です。ドラクエでゲームを始めて、初期レベルからLV15まで上がる楽しさ、といった感じでしょうか。全く新しい経験の中での試行錯誤が学びの連続となり、短期間で目覚ましい成長を遂げることがでます。
特にスケートは「氷の上」という多くの人にとって全くの初体験からスタートするため、成長カーブの最も急な部分を経験できるのが面白いところ。
陸上のスポーツでは、基本動作(走る、踏ん張る、投げる、etc..)が既にある程度身についているため、「まったく新しいスポーツ」としての要素が少なく、成長の傾きが緩やかになります。(LV20から始まるイメージです)

もちろん、2年目以降は成長速度も緩やかになり、他の一般的なスポーツで経験するように、努力と試行錯誤の積み重ねで少しずつ成長していくものになりますが、全く新しい領域へのチャレンジによる急激な成長と吸収の楽しさは、特別な体験でした。

私はキャリアの大半をマーケティングで積み重ねた後、38歳のときにIRや投資の領域のスタートアップを立ち上げ、2年半が経ちました。知らないことだらけで苦労の連続であり、多くの遠回りも経験しましたが、新しい領域に挑戦する楽しさと向き合ってきた2年半だったと感じます。(本当にあっという間です!)

これまでのマーケティング経験が生かされる場面も多く、別の専門領域の経験が大きな武器となることを実感していますし、「遠回りの経験」が布石となって取り組めることも多いです。

"connecting the dots" を実践する上で、離れた点の方が大きな絵が描けることを感じています。

年を重ねると、自分の「できること」で勝負する機会が増えますが、「初心」を忘れずにいることで、教わる立場や若手の気持ちを理解することも大切。

プライベートでも仕事でも、「まったく新しい領域の経験」、皆さんもぜひトライしてみてはいかがでしょうか。
新しい挑戦が、きっと多くの刺激と学びをもたらしてくれるはずです!

Figurout 中村

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