【タイ・LINE運用】1年で3,000登録獲得までにやったこと
今回は、タイでメディアを立ち上げ・運用していた時のLINE運用について書いていきたいと思います。LINEはうまく活用すればメルマガよりも開封率が高く、メルマガよりも反応が良いマーケティングツールにもなります。
そのため、タイで自社ブログやfaceboookページを運用されている方もLINEの運用を視野に入れてみると良いかもしれません。
タイのLINEの利用状況について
タイではLINEユーザー数が5300万人で、人口全体の80%ほどがLINEユーザーです。日本では人口全体の70%がLINEユーザーなので、利用率はタイの方が高いです。
参考:https://line-online.me/articles/l000776.html
そのため、facebook運用だけでなく、中長期的に顧客接点を持つためにもLINE運用の施策も重要です。私もWebメディアを運用していた時はfacebookページだけで良いかなと思っていましたが、より顧客接点を持つためにもLINE運用を開始しました。
LINE運用を本格的に始めた結果、約1年で3000登録者を獲得しました。もちろん、何もない状態から3000名を獲得したわけではなく、すでに成長し始めていたオウンドメディア(SEO対策)やfacebookページを活用しながらLINEも同時に成長させていきました。
LINEの運用はメルマガのようなもの
LINE登録者数を増やす方法を紹介する前に、LINEの役割や位置付けについて確認しましょう。LINEはどちらかといえば「中長期的に顧客との関係を構築するツール」だと思っています。LINEに登録していただいた顧客に対して、有益な情報を配信し続け、ブランドやサービスに対しての愛着(ロイヤリティ)を持ってもらうことを目指していました。
実際にLINEをはじめ、facebookやオウンドメディアでも「顧客の有益となる情報を第一優先に考える」ことをチーム全体で意識した結果、良いメディアができたと思います。
数字以外にも、当時所属していた会社の営業担当者からは「今日お客さんと商談した際に、自社が運営しているメディアのこと知っていましたよ。いつもすごく参考にしていると感謝されました。」という大変嬉しいお言葉もいただきました。
もちろん、顧客獲得は重要ではあるものの、大前提としてユーザーが求める情報を配信しているかは、LINEやfacebook運用など全てに言えることです。
LINE登録者数を増やすために実践したこと
LINE登録者数を増やす上で効果的な方法は、facebookや検索経由で自社コンテンツにたどり着いた顧客に対してLINE登録をおすすめする方法です。
しかし、前提としてfacebookや自社ブログなど他のチャネルを育成することが重要になります。
facebookからの動線を作る
タイではfacebookのアクティブユーザーが他の国と比べても多いです。そのため、有益な情報をユーザーに提供すれば拡散される可能性は高まります。facebookで有益な情報を提供し、拡散され、多くのユーザーに投稿を広める、この一連の流れを活用して、LINEの登録者数も増やします。
具体的な手法は、facbookのコメント欄にLINE登録の告知文を掲載することで、facebookの投稿を見てもっと情報を得たいユーザーがLINE経由で友達登録をします。
そのため、facebookのコメント欄や投稿文にもLINE登録の導線を設計しておきましょう。
「その前にfacebookページを育成する必要がある」という場合には、以下の記事も参考にしてみてください。
検索(SEO)からの導線を作る
次にとった施策は検索から流入した顧客に対して、LINE登録を促進します。検索はどのチャネルよりも情報に対するニーズが高く、行動を起こしやすい状態です。
例えば、「facebookでは暇つぶしで見ていた時に気になった投稿があったからいいねした」という感覚ですが、検索では「こういう情報が欲しい」といった目的ありきでサイトに訪問します。
そのため、問い合わせやSNSフォロー、友達登録への確率が上がりやすい傾向にあります。そのため、先に自社ブログを育成してから、facebookやLINEに広げていく、という流れでも良いかもしれません。
開封率をあげるポイントは「納得感を持って登録してもらうこと」
LINEではLINE内で広告を配信し、友達登録を促進することができます。目につくキャンペーンなどを打てば一時的に友達登録を増やせるかもしれませんが、その後にメッセージが来るとブロックされる確率も増えます。
また開封されなかったりもするので、顧客にとって自然な流れで登録してもらうことが重要になります。そのためにはこちらから有益な情報を提供し、納得感を持って登録してもらっているかが重要です。
おそらく日本でも、キャンペーンやクーポンのために無理やりLINE登録した経験はありませんか?登録した後に頻繁に来るメッセージに嫌気がさしてブロックしたことは何度かあると思います。しかし、「このブログやメディアが気になるから登録してみよう」と思った顧客は継続的にコンテンツを見てくれます。
「中長期的な関係を顧客と構築できる」という目的から考えると、自然流れで、かつ納得感を持ってもらって登録してもらえる導線を考えましょう。
配信するコンテンツや頻度について
自社の宣伝ばかりを流していても顧客にとっては飽きたり、嫌がられるかもしれません。配信先の顧客は日頃、どんな課題で困っているのか、どんな情報を提供すれば自社ブランドやサービスについて興味や愛着を持ってもらえるかを考えます。
私が運用していたメディアでは、facebookで反応がよかったものや、Webサイト上でよく読まれているコンテンツを配信していました。またテキストだけではなく、図解やグラフィックを活用して、視覚的にも見やすく、わかりやすいコンテンツ設計を意識しました。
また配信頻度に関しては、毎日配信すると、ブロックされる確率も高まるので、週に1-2回ほどの頻度で配信していました。
LINEは普段から頻繁にチェックするアプリであるため、顧客にとって「邪魔にならない」ことを意識しながら運用することが重要です。
LINEでは直接顧客との接点を持つことが可能
LINEでうまく顧客との関係を構築することで、メリットもいくつか生まれます。例えば顧客からの声をヒアリングしたい場合にアンケートを実施したり、自社セミナーやサービスを宣伝する際にも活用することができます。
しかし、上記でも伝えた通り、顧客にとって「邪魔にならない」ことが重要なので、内容や配信頻度については注意しましょう。
まとめ
LINEはうまく活用すると多くの顧客と同時に長期的な関係を構築することが可能です。そのため「Webサイトから流入しているからそれでいい」「facebook運用で十分」と考えている方もLINEの活用を視野に入れてみると良いかもしれません。
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