わたる君_写真

異色の経歴を持つ大学生?にインタビューしてきた。

なぜ急にインタビューなの?

「海外に来ている面白い日本人をみんなに知ってもらいたいから」
この理由に尽きる。僕自身、カンボジアにインターンに来て1ヶ月ほど過ごしたが、カンボジアに来ている日本人の方達はとても面白いです。
何が面白いかは、彼らの人生観、仕事に対する姿勢、私生活など全てです。日本でただ生活しているだけでは、絶対に会えない人たちとの会話を記事に起こして、拡散して、少しでもインスピレーションを受け、行動する人が増えればいいなぁと思っています。

さて、記念すべき第一回となる今日は、キリロム工科大学に体験入学で来ている異色の経歴を持つわたる君にインタビューをして来ました!!
あ、写真左が彼です!

彼の経歴について

1999年 生まれる(現在は19歳)
幼稚園時にパラグアイで生活していた。
小学校5年まではパラグアイのインターンナショナルスクールに通う
⇨ここで英語やスペイン語、ポルトガル語を習得する。
中高一貫校に入る⇨高一で詰め込み式の勉強が無理になり、途中退学
オーストラリアの大学に入学⇨英語とプログラミングを学ぶ
オーストラリアの大学を途中退学
現在は、埼玉の実家で通信授業を受けている。

とまぁすごい普通の高校・大学に行って〜という形ではない異色の人生を歩んできた彼。
彼いはく、「人生においてうまくいかない時があってもいいじゃないか」と。まさに、普通の人では経験してこなかった事に対して後悔はない。

彼の高校について

今日、皆さんにご紹介したいのは、彼の高校だ。
Tokyo Inter-High school  という渋谷にある高校だ。なんとこの高校、自分の時間割を自分で決めるいわば大学のような高校である。その自由度が高すぎて衝撃を受けた。自分が興味のある事や好きな事に関して授業を組む事ができる。
彼は、高校で自分たちの高校のWebサイトを作っていた。普通の高校でここまでする事はあまりないだろう。
Webサイトに載せる画像の編集、YouTubeに載せている高校の紹介動画の編集など様々な事を実践していた。
下記が実際に彼が作った自分たちの高校のサイトである。

彼の大学について

オーストラリアに進学した彼は、寮での生活を過ごしていた。海外大学に進学を決意した背景としては、日本の詰め込み型の教育が合わないと思ったという理由からだ。正直、僕も詰め込み型の授業を普通高校で受けていたが、それが、自分に合っているかどうかなど考えもしていなかった。
当たり前の事に疑問を持つことを彼は高校生の時からすでに実装していたんですね。
コンピュータサイエンス学部で高校から学んでいたプログラミングについての授業を受けていた彼だが、やはり、海外の大学でも授業スタイルが自分の肌に合わなかったようである。
彼いわく、高校までの自分は順調に進んでいて、大学で寮生活になったことで鬱状態になってしまったそうだ。
この時の彼は、「失敗したら人生どうしよう」という考えを持っていたそうだ。
日本に帰国してから、親御さんの支えもあり今では、「失敗してもどうにかなるだろう」という考えで動くようになり、鬱状態も収まって来ているとの事だ。

現在は、大学を3ヶ月で辞めて日本に帰り、日本で通信制の授業を取っているそうだ。
このスピード感を持った決断ができるところも、彼の「人生においてうまくいかない時があっても大丈夫」という考え方に基づいているのだなと。


彼の今後について

高校、大学と普通ではない経歴を持つ彼が選ぶ今後は、キリロム工科大学というカンボジアにある「英語でITを学ぶ」大学に行く可能性が高い。彼は、英語もITも前大学で経験しており、すでに学生の域を超えていると僕は思う。
しかし、キリロム工科大学の入学時期によっては他の大学も検討中との事だ。大学側との調整が今後は必要である。
二つ目の大学に通う事になる彼だが、そんな事は全く気にしていない。
エンジニアとして、自分の作りたいものが実現した時に喜びを感じるからだ。日本社会の就活や四年生大学、新卒といった枠組みからはすでに脱している。

彼の人生観について

彼は、海外での大学生活を通して、日本がITスキルにおいて世界に大きな遅れを取っている事を危険視している。
将来的には、日本でITスキルを教える事をしたい、そのためにITにおいての経験が必要だと言っていた。ちゃんと自分の実力を付けてから若者に教えていきたいとの熱意を語ってくれた。
しっかり地に足がついた考え方で僕自身インスピレーションを受けた。
彼のような自分の経験から今後の方向性まで考えている人はなかなかいないだろう。19歳の彼の今後に期待する。
最後に、もっと詳しく彼について聞きたい、彼と実際に話してみたい!という方がいれば、僕にまで連絡をくれれば繋ぎます。わたる君には了承済みです。


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