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フリーエンジニア 読書のハナシ

毎日勉強・・・できねぇよ。

 世間様ではエンジニアは勉強し続ける仕事だと言われている。実際に勉強し続けないといけないんだが、勉強して増えた知識やスキルがダイレクトに報酬に結び付くかというと、そうでもない。
 ある程度のレベルまではその言葉は事実なんだけれど、ある程度を超えてくるとそうでもねぇのよな。どっちかというと、現状を維持するためという感じになるんだろうか。

 本を読む習慣を維持するって方が大切だったりするのよね。

アラフィフのフリーランスの場合

 オッサンもアラフィフが見えてきた年齢になるがやっぱり勉強はしている。が、最低限のレベルしかやってない気もする。
 月に3万円ぐらい本を買って読んだり、AWSなんかを使って色々とやってみたりして、ふむふむ俺も賢くなった、なんてこともやってるが残念ながら年齢が足を引っ張る。物覚えが確実に悪くなっている。若いころは1回読めばほとんど覚えてられたんだけれど、もうそうはいかない。何回読んでも忘れる。いや、本当に必要そうなモノはアップデートされるんだけれど、不要と思われるものはキレイさっぱり忘れる。
 
 じゃぁ、どんな本を読んでいるのかというと、最近、凄く勉強になった本はこれだ。

マジでためになる

 年末年始なので神社というものについて少し気になったので買ってしまった。神社にも色々なものがあって、神様のハナシとかも非常に面白かった。神社庁なんてものが各都道府県にあって、神社本庁というものが束ねているなんて全く知らなかった。しかも庁なんてかいてあるけれど、役所じゃなくて宗教法人で、所轄が文部科学省。
 神社の名前にもゆかりがあり神社の造りや構えにも意味があったり奥が深い。御朱印巡りをする方々はこのあたりの知識を備えたガチ勢なんだろうなと思うと、少し見る目が変わるよな。

 この本がさらに面白いのは、稲荷神社や寒川神社という名前の神社がたくさんある理由なんかも解説してくれる。身近にある近所の神社はどんな由来でそこにあるのか。そんなことに思いをはせながらしっかりと読み込んでしまった。

他に読んでいる本

落語は好きだったが

 オッサンは、教養溢れる文化人を目指している。でも、詰め込んだ教養は鼻から垂れ流れてくるような気がしている。風邪のせいだと思いたい。それとも脳みそが流れて出てきているんだろうか。最近、頭痛が減ったのはそのせいだとしたら軽量化成功である。

 今年も初詣に参った後、落語を聞きに末廣亭と東洋館を寄席ハシゴするという文化人の教養溢れる嗜みに精を出した。あはははは、と馬鹿みたいに笑うんだが、この落語のネタってのは実は少し知識がないと楽しめないものがよくある。噺家が解説をしてくれることもあるんだけれど、文化の背景を良く分かっていると味があってよいのよな。
 特にメジャーなハナシになってくると、噺家によって聞きごたえがまるで違うので本当に奥が深い。

 個人的に好きな噺家は、既に鬼籍に入ってしまっているのでDVDで見てあははと笑っているが、この本を読んだ後でようやく気が付いたコトとかがあって、改めて落語が好きになった。

 歌舞伎の本や、狂言の本なんかあれば買ってしまおうかと考えているが、あっちは沼な感じがするんだよな。
 市川團十郎の襲名記念行くからやっぱり押さえておくべきか。歌舞伎の本は本当に奥が深いんで集めたくないんだけれど勉強してから行かないと分からないんだよなぁ。

勉強している・・・のか?

 本を読む習慣を失わないように買っているような気もしてる。文庫本の小説やら旅行のムック本やら本当に色々な本を買って読んでいる。

 読むだけならWebでも変わらない、なんて指摘が入るかもしれないが、実はこれが違うことをオッサンは知っている。某論文で、タブレットで表示される教材と本の教材との学習効果による違いが示されているんだけれど、学習効果は本の方が高い、という結論が出ているんだよね。
 本は読む、画面やタブレットは眺める、そういう風に脳みそが解釈をするそうだ。なので、物理的な本で学習するのが一番いいらしい。この手の論文や暗号学会の論文も定期購読しているけど面白くもないので割愛。

適当に斜め読みしている

 この手の専門書も読んで、コマンド分解したりカーネル分解したりして理解を深めてたりもするんだけれど、これは勉強じゃねぇな。どっちかというと研究の領域になるような気がする。
 
 オッサンがこの業界に入って来た時に、毎日、コマンドについての勉強会をしていた。BSD星人だったオッサンは、GNUの実装についてMANを引いて勉強させられ、オプションについての有効性や付与するとしたらどんなオプションが有効か、なんて議論を毎日させられていた。

 あの頃に比べれば、今は、どんな本を読んでも楽しいんだよなぁ・・・。

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