大腿骨転子部骨折と診断された方もしくはそのご家族へ(入院時編)
最初に(このノートはこんな人におすすめ)
―大腿骨転子部骨折と診断された方もしくはそのご家族、ご友人
この度は突然のご入院となり、心よりお見舞い申し上げます。
この記事は現在大腿骨転子部骨折と診断を受けた方もしくはそのご家族に 対して今後の治療の流れをできる限りわかりやすく説明する記事です。
大腿骨転子部骨折とは
大腿骨の股関節に近い部分である転子部と呼ばれる部位の骨折になります。
大腿骨転子部の骨折はただの脚の骨の骨折と甘く見てはいけません。
大腿骨転子部骨折は高齢者に起こりやすくリスクは年齢とともに上昇します。
リスクが高まるのは、年齢とともに骨が弱くなる傾向(骨粗鬆症など) があるからです。また複数の薬を服用していたり、視力が低下していたり、バランス感覚に問題があったりすると高齢者は転倒しやすくなり大腿骨骨折の最も一般的な原因の一つとなります。
骨折した足に強い痛みと腫れがあり歩くことは困難となっている と思います。救急車を呼んで病院を受診することが多いです。
診察後レントゲンでの検査、場合によってはCT検査を行い、血液検査、尿検査、心電図など各種の検査を受けたと思います。手術を安全に行うためには骨の状況だけでなく全身の状態を知る必要があることから一見関係ないような検査をする必要があります。
入院時に確認すべきことのチェックリスト
診断について納得しましたか?
治療方法について納得しましたか?
手術後どのように治療していくかを確認しましたか?
退院後の治療方法を理解していますか?
上の4つのポイントについて少しでも疑問があるようならこの記事は間違いなくあなたの役に立ちます。
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