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大切なのは、時間?お金?

私は現在25歳。大学時代の同期は社会人生活3年目がもうすぐ終わろうとしている。私も和歌山に来ていなければ教員3年目が終わろうとしている頃だ。

私はサッカー選手だが、プロではないためスポンサーのところで働かせてもらいながら収入を得ている。お金の話で言うと、間違いなく大学の同期たちと比べれば収入は少ない。

「周りを見て焦りとかない?」
「この先不安じゃない?」

今のサッカー中心の生活を初めて2年。こういうことを、よく言われる。相手は悪気があって言っているのではなく、普通に心配してくれているのだ笑

「全く焦りはない」

これが私の今の答えだ。たしかに、和歌山に来る前は「教員をやめていいのか?お金の面も大丈夫か?」とめちゃくちゃ心配した。けれど、サッカー選手としての生活が始まるとそんな不安は全く感じなくなった。こちらの生活が充実している証拠だろう。

「大切なのは時間か?お金か?」

もちろん、どちらも大切だ。だが、今の私にとっては時間の方が大切なんだと思う。

午前中に練習をして、帰ったら体を少し休めるために昼寝をして、仕事へ行き、夜はジムでトレーニング。自炊の時間もしっかり確保できて、本を読む時間やストレッチの時間も確保できる。そして遅くならないうちに寝る。土日にオフがあれば、リフレッシュを兼ねて少し遠出をして旅行へ行くことも増えた。

このようなサッカー中心の生活を25歳になってもできていることは本当に幸せだ。充実した生活だからか、同期を見て焦ることはないんだと思う。

これがさらに歳を重ねてくるとまた変わるだろう。家族ができると生活をしっかり維持するために収入を得る必要がある。サッカー中心の生活を、というわけにはいかない。

ならば、体が動く若いうちに、今しかできないことをやる。だから私はこの生活を選んだし、本当に幸せである。

時間があると言っても、それは有限である。だからこそ、少しも無駄にはできない。和歌山に来て2年目がもう終わろうとしている。

「有限な時間を有意義に使えているか」

サッカー中心のこの生活もいつかは終わる。終わりを迎えた時に、「最高だった!!」と思えるように今を大切にしていきたい。

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