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ヴィーガンワインって何?完全菜食主義とワインの意外な関係




ビリー・アイリッシュとヴィーガンワイン?

みなさま、毎日おつかれさまです。

突然ですが、みなさんは音楽を聴く習慣はありますか?
私はサブスクで毎日音楽を聴きます。
POPS、R&B、HIPHOPが特に好きで、
国内外問わず気の赴くままに聴いています。



さて、アメリカの人気ミュージシャン
ビリー・アイリッシュが先週3rdアルバム『HIT ME HARD AND SOFT』をリリースしました。
既に聴かれた方も多いのではないでしょうか?


一見ワインと全く関係ない話題のようですが…
本日のテーマ『ヴィーガンワイン』とビリー・アイリッシュには、意外な関わりがあります。

なぜかというと、
彼女はヴィーガンだから。


ヴィーガンとは食生活の面でみると、完全菜食主義のこと。卵や乳製品を含む、動物由来の物は一切口にしない主義のことです。


ベジタリアンはハチミツや乳製品を摂る場合があるそうなので、ヴィーガンは口にできる物の範囲がより厳格ということになります。
とてもストイックな姿勢ですね…!


こんな凝った野菜&果物生活なら
私にもヴィーガン生活できるだろうか...?
ヴィーガン&ベジタリアン対応の飲食店、
日本でも増えてきてますよね。




ワインとヴィーガン(完全菜食主義)


交わることがなさそうで、実は意外な所で繋がっているこの2つのトピックについて今日はお伝えしていきたいと思います。


"ヴィーガンワイン"の定義とは

『原料や製造工程で動物由来の物を一切使用しないワインのこと』です。

ワイン造りのどの工程で"動物由来の成分"を
使うかというと、主に最終醸造工程、つまり瓶詰め前です。
そこではしばしば清澄剤として、ゼラチンや卵白などの動物性たんぱく質が使用されます。
ワインの濁りを取り除くために動物由来の成分が必用なのです。
この作業のことを清澄(仏:コラージュ 英:ファイニング)といいます。

一方、ヴィーガン認証を受けたワインはこれらの作業を行うにあたって動物由来成分を一切使用しません。

では代わりに何が使われるかというと、
"ベントナイト"という鉱物が使用されます。
あまり聞き慣れませんが、身近なところだと
猫砂や化粧品、医薬品などにも使用されています。
これは鉱物由来のため、ワインの清澄に使用した場合 ヴィーガン対応ワインと認証されるという訳です。

ヴィーガン認証のロゴ




※補足ですが、意図的に清澄を行わないワインもあります。
なぜなら、清澄によってワインの風味や感触に望ましくない影響が及ぶことがあると考える醸造者もいるからです。
簡単にいうと、清澄によってワインの美味しい部分まで取り除かれてしまう懸念があるから。
(清澄の後に行われる"濾過"においても、それを行うか行わないかで得られる効果について同様のことが言えます。)
これらは醸造者のポリシーが現れる、醸造オプションですね。



お値段、なんか高そうだけど…

いえいえ、実は意外にも日本でも千円台のカジュアルなラインから販売されています。 

ワイン売り場に寄られる際は、ぜひワイン選びの参考にしてみてくださいね。

⬇千円台のカジュアル白。マスカット種を使ったフレッシュフルーティーなワインです。
しっかりヴィーガン認証マークついてます。

 



私が感じたこと


動物や環境、それを飲む人自身の健康に配慮したヴィーガンワイン。
近い将来、それがスタンダードになる日もあり得るかもしれませんね。
私自身はベジタリアンでもヴィーガンでもありませんが、ワインに多様な選択肢が増えるのは良い動きだと思います。
だってその方が、いろんな人が各々好きなように楽しめる機会が増えるから。



ちなみにビリー・アイリッシュは音楽プロデューサーの兄と共に、LAにてヴィーガンレストランを開く予定だそうです。
どんなワインがオンリストされるのか、個人的にとても気になります。



最後までお読みいただき、ありがとうございます!少しでもお役に立てたのなら、嬉しいです。


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