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【株式会社トータルデザインサービス】社員の理想郷⁉ 代表の思い描く理想の会社とは?

knowth のアヤです。
  knowth は学生と企業をつなぐ目的で発足したプロジェクトです。今回は北海道の中小企業の魅力を発信していきたいと思います。「納得のいく就活をしたい!」という思いから始まったこのプロジェクト。“採用マーケティング”という経営学の観点から人材確保問題の解決に繋がる活動を目指しています。
  就活を控えるみなさんにとっては、中小企業は大企業に比べて魅力に劣るというイメージがあるかもしれません。そこで、今回は北海道の中小企業『株式会社トータルデザインサービス』へインタビューに伺いました。西田代表の思い描く「理想の会社」とはいったいどんな会社なのか?その理想は西田代表以外の「理想の会社」にもなりえるのか?トータルデザインサービスで働く魅力についてご紹介します。

【最先端の技術で“未来の当たり前”を提供!】

  トータルデザインサービスは産業機器システム開発、LSI設計、ソフトウェア設計の3つの開発設計事業を行う会社で、IT分野の先端技術を駆使し、企業や私たちに対して新たな利便性を提供しています。従業員は全員エンジニアとして働き、メーカーと協働したり、国際的なチームに参入しての開発、携帯会社との協働など外部とのプロジェクトにチームとして参画します。

①     産業機器システム開発
  トータルデザインサービスの事業における産業機器とは、主に生産ライン上の生産設備や自動省力化装置のことを指します。これまでトータルデザインサービスが開発したものには、液晶に塗られている薬剤が均一かどうかを検査する自動の検査機器や、生産ラインをAIが監視し、モノを詰めたり、欠陥品を除くなど人に代わって作業を行うロボットがあります。効率的な製品の生産や、製品の品質の管理に貢献する仕事です。

②     LSI設計
  LSI設計はトータルデザインサービス の事業で最も先端的な事業といえる事業です。LSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)とはPCやスマートフォンなどの電子機器に組み込まれているチップのことで、情報のやりとりにおいて重要な役目を担っている部品です。

基盤の上にある黒くて四角いものがLSIです


  トータルデザインサービスは5G に対応したメモリーチップの開発を行った実績を持っています。5Gは従来の4Gに比べ高速で大量の情報のやり取りが可能ですが、その分消費電力も増加します。そのため、いかに消費電力を少なくするかを課題に5Gに対応したチップの開発が行われました。私たちが日常的に使用している電子機器の性能向上に貢献する仕事です。

③     ソフトウェア設計
  ソフトウェア開発では、新しいスマートフォン(iPhone15など)が出るときに、お客様が予約、申込が出来るようにするシステムを設計・開発する現場に参画しています。他にも新しい割引サービスや特典などが出た場合でもお客様が使えるようにシステムを作っています。チームでコミュニケーションを取りながらお客様の要件に沿ったプログラムを開発していく仕事です。

  トータルデザインサービスの事業は、デジタルに溢れた私たちの生活の当たり前を提供したり、これから当たり前となるであろう未来を提供している事業内容だと感じました。
  電子機器は自分の生活と密接しているので、自分の仕事がもたらした利便性が身近に感じられる仕事だと思いました。また、AIなどの先端技術は一番ホットで、一番可能性を秘めているテーマだと思います。トータルデザインサービスの事業も今後どんどん進化していくと思うのでとてもワクワクするような事業を行っていると感じました。

【サラリーマン時代を経て実現させたかった理想の会社:西田代表】


 理想の会社を語る 西田代表

  西田代表にトータルデザインサービスの経営について伺いました。
まず、西田代表はトータルデザインサービスの経営の特徴として社員中心の経営を挙げています。西田代表がサラリーマンを経験し感じた「こういう会社だったら面白いな」を実現した会社がトータルデザインサービスです。つまり、西田代表の理想の会社を作っているというわけです。では、西田代表の理想とは具体的にどのようなものなのでしょうか?

北海道という土地へのこだわり
  トータルデザインサービスは約7割がテレワークでの勤務ですが、オフィス勤務になった場合にも北海道から動くことがありません。西田代表は学生時代に日本一周をしていて、日本中を見て回ってこんなに良い土地はないと確信したそうです。また、東京でサラリーマンとして働いていた時、満員の通勤電車での通勤を経験し、こんなところでは生活できないと感じたそう。このふたつの経験から北海道という土地へのこだわりが生まれました。
また、北海道には理系人材の流出の課題があります。優秀な理系人材がいるにもかかわらず、そのスキルを活かすことが出来る環境が北海道には少なく人材が道外に流れてしまっています。前述した北海道の優位性を感じている西田代表はその課題に気づき、北海道で北海道の人材を生かす環境を自ら作ろうと思い、会社を設立したそうです。

賞与制度
  トータルデザインサービスには自身の評価に基づいて賞与を決める制度があります。査定表と呼ばれる学校の成績表のようなものに自分自身の評価を記入し、それに基づき上司と面談を行います。その面談の結果により、自分の賞与が決まるという制度です。この制度は西田代表がサラリーマンの時に賞与の決め方が公表されていなかったことによる疑問から生まれています。
  西田代表が従来の経営や職場づくりにこだわらず、自身の経験を踏まえて理想の会社を作ることで結果的に従業員が安心して働くことのできる会社となっているのではないかと感じました。そのため、自分の経験を糧に安心感を大切にしていることに父親のようなやさしさを感じました。

【チームで支えあいエンジニアとして働く:ソフトウェア設計部 西さん】

自身の仕事について語る ソフトウェア設計部 西さん

  ソフトウェア設計部の西さんには、トータルデザインサービスでエンジニアとして働くことについてお聞きしました。

  西さんはソフトウェア設計部に所属し、現在は携帯会社のアプリケーション開発の現場に参画しています。トータルデザインサービスに入りたいと思ったきっかけはチームで協働することと、北海道で働けることの二つだそうで、コミュニケーションを重視した社風と北海道という土地へのこだわりが西さんの仕事探しの軸とあっていたのだと思います。
  現在西さんのチームでは、一か月単位で対応する案件が変化します。月の半ばごろに案件の割り振りが行われ、要件(言葉でどのような機能を持つシステムを開発するのか記載されているもの)を見て、どのように設計していくか固めていき、プログラムを書いていく作業を行います。その後、要件通りにシステムが機能するか試験を行う期間が設けられ、クライアントからの合格をもらえればリリースという流れで毎月業務を行っています。
  トータルデザインサービスでは約7割の社員がテレワークで働いています。(参画する現場によって異なるそうです)テレワークと聞くと最近になって浸透した新しい働き方という印象が強いですが、テレワークで働く西さんに一日のスケジュールをお聞きしました。


<一日の流れ>
09:30 始業:zoomにログインし、挨拶をして出勤
09:45 朝礼:その日進めることの確認
10:00 案件の対応・新人教育
12:00 昼休み
13:00 案件の対応
14:00 定例会(週一回):現場全体での進捗確認・終了後案件の対応
17:00 チームでの会議:その日行ったことや進捗の確認、メンバー同士でのフォロー等
18:30 終業


  西さんはテレワークという働き方について、電車に乗る必要がなく、とても楽だと感じているそうです。テレワークという働き方は自分の環境でパフォーマンスを発揮しやすい人には向いている勤務形態ですが、自分の部屋では集中できないという人には出社する勤務形態が良さそうですね。私は一日にやりたいことが多いので、通勤・退勤時間が短縮できるのはプライベートの時間を多く取りたい人に向いている働き方だと感じました。
  スケジュールのお話を聞いて印象的だったのが、チームでの会議です。チームでフォローしあえる体制になっている事やコミュニケーションが活発で安心して働ける環境なのだと感じました。

【トータルデザインサービスの雰囲気】

  その組織の雰囲気を測定するための方法の一つに、組織文化診断という方法があります。アンケート調査に基づき、その組織が抱える文化特性を「家族文化」「官僚文化」「マーケット文化」「イノベーション文化」の4つの軸で表現します。トータルデザインサービスの現在の組織文化(西田代表によるアンケート回答に基づく)は「家族文化」傾向がもっとも顕著で、次にイノベーション文化が続く結果となりました。このことから、トータルデザインサービスの組織の雰囲気は家族文化だと想像されます。西さんにお話を伺った際に「コミュニケーション・社員の意見を大事にする、社員を大切に動くという雰囲気がある会社だと感じている。」とお話されていました。また、西田代表は自由な発想は意見を言いやすい環境から生まれると考え、個々の自由を認める文化がトータルデザインサービスには必要だと感じているそうです。社員の意見や社員自身を大切にする雰囲気、自由な発想を許容する雰囲気から家族文化という結果になったのだと思います。

西田代表の組織文化診断結果

また、理想については綺麗なひし形になっています。この結果について西田代表は「自分の理想の企業はバランスの取れた企業だと思う。現在の形からひし形になるまで足りない部分を補完する社員がいるのが理想。しかし、理想の形は社員によって違ってよいと思う。この結果は自分の理想だが、必ずこれになる必要はない。社員の理想の形になればよいと思っている。」と語っていました。最初にトータルデザインサービスを「理想の会社」としました。それはもちろん西田代表自身の理想でもありますが、社員の理想の会社を作ることも可能であるということです。
今まで西田代表の理想についてお話していただきましたが、最終的には社員の理想になればいいという部分に温かさを感じ、代表自身が社員の意見や自由を尊重しているところが安心感の元になっているのだと感じました。

【さいごに】

西田代表の思う「理想の会社」は自身の経験に基づき会社づくりをすることで従業員が安心できるような環境に繋がっていました。気軽にコミュニケーションを取れたり、仲間に頼ることが出来る環境になっていてとても働きやすく、誰にとっても「理想の会社」といえるのではないかと思います。
取材は西田代表と西さんの二人で答えていただいたのですが、社長と若手社員という関係であるにも関わらず、担任と生徒のように気軽に会話をされていてこんなにも話しやすい雰囲気になっているのかと驚きました。そんな雰囲気に触れたことで取材を行う私の緊張も解け、楽しく取材させていただきました。
西田代表が社員を尊重し、大切にしているからこそこのような雰囲気が生まれているのだと思います。

HPやYouTubeではスタイリッシュな紹介動画や実際に働く先輩の声を聞くことが出来ます。気になった方は是非、下のURLからご覧ください。


株式会社トータルデザインサービス
HP:https://www.tdssap.co.jp/
YouTube:https://www.youtube.com/@user-fx4cf8yf5o


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