見出し画像

【新潟明訓高校】坂本 和也監督

 ウェアラブルデバイス「Knows」導入チームへ取材を敢行!
今回は、新潟明訓高校サッカー部 坂本 和也監督にお話しを伺いました。
「即時奪回」をテーマに、攻守にアグレッシブさを求め、計測データをもとに体現する。
日々の蓄積されたデータが示すものとは――


■まずは監督が目指しているサッカーについて教えてください。
「”全員攻撃・全員守備”を目指しています。攻撃においてはゴールキーパーやセンターバックからのビルドアップ、サイドバックの積極的な攻撃参加。守備においては、前線からの激しい守備を、1人だけではなく連動して奪う事を意識しています。テーマとしては「即時奪回」というキーワードのもと、ボールを失った際はすぐに取り返せるようなスプリント回数や走行距離を、Knowsを通じて選手達にも意識を浸透させています」
 

 
■Knowsは試合だけでなく、練習から取り入れているのでしょうか?
「トレーニングメニューの答え合わせというか、求めたい強度に達しているのかどうかを、心拍数や走行距離等を参考として、コーチングスタッフとしても良い振返りになります。また、Knowsの場合は計測したデータを、簡単にCSVに移行できるため、選手達にも分かり易いように日々のデータを掲示する事ができるので、非常に助かっています。計測された全てのデータを掲示すると、情報が多すぎて混乱に繋がりかねないため『走行距離、スプリント回数、最大速度、インテンシティ(SI/HI)の割合と距離、最大心拍数』といった数項目に絞って、ダウンロードしたCSVデータをExcelで見易く編集した紙を、部室で全員が見る事ができるように掲示しています



 
■データを紙で掲示する事により、選手にどのような変化が生まれましたか?
「選手間同士だけでなく、コーチングスタッフとのコミュニケーションの幅が広がった印象があります。例えば、先週の勝ったゲームではスプリントが20回近く計測されていたのに、今週はスペースを埋められて中々スプリントができなかった。それであれば、こういった攻め方が有効だったのではないか。といったような議論が、データをもとに行なう事ができます。また、Knowsの有難い部分として、川崎フロンターレやサガン鳥栖といった、JグラブのデータをHPから参考にさせてもらう事ができるため、目指すべき基準として、とても助かっています。選手達にとっても、トップクラスのプロ選手と、全く同じ機器を装着して計測されたデータで比較する事ができる点は、モチベーションの向上としても魅力的な部分だと思います」

 
 
■Knowsデータが2年間蓄積された中で、見えてきた部分は何ですか?
「ベストゲームと言えるような試合のスタッツと、反対にあまり良くなかった試合のスタッツ等、新潟明訓としての基準値ができてきました。この2年間で良かった試合におけるスタッツの傾向としては、スプリント回数は●●回だったとか、サイドの最大速度は●●km/hを必ず計測していた等、今いる選手達にも具体的に伝える事ができ始めました。数字は嘘をつきませんからね。『卒業した選手の中でも、最大速度32km/h以上を毎試合計測していた選手には、実際にJクラブからもスカウトからも来ていたぞ』といったような話をすると、選手達はより具体的なモチベーションをもって練習に取り組む事ができると思います」



■Knowsに新しく求めたい事はありますか?
「Knows導入チームを集めて『Knowsカップ』のような大会を開催して欲しいです。対戦チーム同士で、その試合で計測されたスタッツを開示し合ったり、各項目におけるランキングを出したり。単に試合をして強化に繋げるだけでなく、そういった取り組みもできれば、これまでの強化にプラスアルファで、良い影響がもたらされる期待があります。もし、その大会にプロや大学のスカウトもお越し頂ければ、単に目でみる情報だけでなく、より具体的なフィジカルスタッツも確認した上で、新しい形でのスカウティングをして頂けるのではないかと思います」

 
 
最後に、今後の目標を教えてください。
「目先でいくと、高校サッカー選手権の新潟予選を勝ち抜き、日々頑張っている選手達と全国大会の舞台に立ちたいです。夏のインターハイ予選は決勝で悔しい思いをしているので、何とかリベンジを果たしたいと思います。長期的には、先にもお話したような新潟明訓スタイル構築の精度を高めていきたいです」

《取材執筆》Knows 竹内 一平


 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?