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【メンバーに聞いてみた】ナレッジラボが事業再生の経験を基礎に、いかに日本中の中小企業の経営インフラを変えていくかをナレッジラボの事業再生について話してみた(後編)

こんにちは!カスタマーリレーション推進室です!

週2更新の【メンバーに聞いてみた】シリーズ。前回はManageboard事業と事業再生コンサルティングについてお話頂きました。後半も引き続きManageboard事業に対する熱い想いをお話頂いています!

門出祐介
株式会社ナレッジラボ 取締役COO
PwC京都監査法人にて、監査業務、IPO目標企業の支援業務に従事した後、ナレッジラボに参画。
ナレッジラボの祖業である事業再生のコンサルティング業務を担当した後、経営管理領域のコンサルティングと、経営管理クラウド「Manageboard」の販売部門の立ち上げを担当。Manageboard事業部の責任者でもある。

▼前編のお話はこちら!▼

ー前半では事業再生コンサルティングとManageboard事業との関係や、Manageboard事業の現状をお話頂きました。後半ではManageboard事業が属する市場のお話をして頂きます。

門出:予算管理システムの市場規模は2020年で90億、2023年で150億とも言われています。

https://www.itr.co.jp/report/marketview/M20001000.html


ものすごい急成長が見込まれる市場なんですね。

門出:2020年が90億円なので、ナレッジラボの市場シェアはまだまだ少ないというのが現状なんです。そこに踏み込んで3年後には、もっとこの市場で名前があがるような会社にしたいっていうのもあります。

今、足元では海外資本の新興ベンダーが中堅から大手の会社に対して金額の大きな提案をして、そこで市場を開拓しています。2017年だと30億円しかなかったと言われている市場なのでここ3年で急成長しています。ただ、ここまで足元で大きくなってきたのは大企業。予算管理のシステムって大企業向けのものだったんです。


確かに中小企業で予算管理システムを使っているのは、あまり聞いたことがありません。

門出:おそらく3年後に150億円っていう市場の規模感は、このまま大企業とか中堅に向けて市場が開拓されていく想定と思われます。
その数字感でARPA10万円/月だとすると、年間120万円。大企業向けだと小さく見積もってもこれぐらいだと思うんですね。そこに対して市場規模が150億円なので、150億円/120万円=12,500社の市場だって言うのがこの調査なんです。

2016年時点の日本の事業者って約360万社と言われています。その会社のうち約11,000社がいわゆる大企業に分類される。よって、先ほどの12,500社はいわゆる大企業にプラスちょっと中堅企業が噛んでくるところの規模感の市場でしかない。


ーなるほど。この予測の前提は、まだまだ大企業がメインなんですね。

門出:Manageboardが市場シェアを高めていくためには、3つのステップがあると思っています。1つは既に顕在化しているシェアをどれだけひっくり返していくか。
3年後に150億円と言われている市場に対していくら僕らが踏み込めるか、というところですね。
中小企業より、さらに大きなレイヤーの会社がやりたいことは明確になっていて、既存のプレイヤーからの置き換えが重要だと思っています。

ただ、僕らの「日本中の中小企業の経営インフラを変えていく」っていうMissionからすると、本来やらないといけないのは②「予算管理やりたいけどうまくできない」とか、③「予算管理に重要性を感じない」層だと思ってるんです。

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そこだけでも約360万社ある。
この360万社には個人事業主も約240万社程度含まれていて、ここは会計事務所さんをパートナーとさせて頂きながら進めるとしても、ナレッジラボが直接アプローチできる中小企業だけでも約100万社以上の会社数がある。
ここの市場を開拓して行ったとすると、低めに見積もってARPA5万/月としても、年間60万円ですよね。
60万円×100万社=6,000億ぐらいの市場があるんです。

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中小企業にまで予算管理を浸透させることができれば、とても大きな市場になりうるのですね。

門出:いかに潜在的な需要を掘り起こして、僕らとしての提供価値、数字に基づいた経営をすることで、本当に良くなっていくことををお伝えしていくことだと考えています。僕たちが注力すべきは、150億の市場を奪いに行くだけではなくて、②と③の市場価値をいかに開拓していくかっていうところだと考えています。

なので、150億円の既存の市場シェアをナレッジラボが広げつつ、さらに大きいものに開拓して行って、そこでシェアを獲得していく。結果として「日本中の中小企業の経営インフラを変えていく」ことになり、より日本という国自体が強くなる、そういう未来が描けている3年後にしたいですね。


ナレッジラボのMissionともしっかり繋がるお話ですね。

門出:そうですね!今の顕在市場のシェアを獲得するために既存のベンダーと戦いつつ、眠っている需要をいかに呼び起こしていくことで「日本中の中小企業」に影響を与えられる会社になっていきたいですね。


ちなみに、事業再生のコンサルティングは①~③のどの市場のお客様のイメージになるのでしょうか。

門出:事業再生のコンサルティングで接しさせて頂くお客様の入りは③「予算管理の重要性を感じていない」の方が多いですね。
ご紹介とかで最初にお会いするとき、社長さんに「コンサル嫌いや」って言われることもあるんです。そう言われているところから、「御社のビジネスを教えてください」って、とにかく話を聞く。話を聞いて、「自分たちの思う会社の数字ってこういう感じなんですけど感覚的にどうですか」っていうコミュニケーションを数字を通じて取っていく感じなんです。

社長って実はすごく孤独なんですけど、自分が頑張っているのに周りがついて来れない孤独感を感じていて、みんな全然経営わかってくれないと思っていたところに「社長が見てる数字ってこういうことなんじゃないですか」って持っていくと、わかり合える瞬間っていうのがあるんですよ。数字を通じて、「そういうことが言いたかってん、そう思っててん」ってその瞬間から右腕になれるんですよね。そういう人間臭いところ、ハートフルなところを事業再生のコンサルティングでやっていたので、この部分は当然に大切にしたい。
なので、僕らがManageboardの事業でやっていくことも、やっぱり②の予算管理をやりたいけど上手くできない、③の予算管理に重要性を感じないという層を中心にしていきたいなと思っています。


③の予算管理に重要性を感じないという層の開拓は今までナレッジラボが実際にやってきて、しかもノウハウがあるのですね。

門出:そうですね。システムでやってきたわけではないのですが、そこにテクノロジーの力を広めていきたいという意気込みです。これが先ほどの6,000憶の市場をいかに開拓していくかの鍵になってくると考えています。

よく採用活動で「やるのは日本中だけですか?」「中小企業だけですか?」と聞かれるんですけど、3年後にはMissionの「日本中」というところが、アジアとか世界に向いている状況にしたいなとも思います。まだまだやるべきことは多いですが、MissionとかVisionとかもその時々のフェーズによって変えていけたらと思っているので、そこに向けて頑張っていきたいですね。


メンバーに向けて伝えたいこと

ー今のナレッジラボのメンバー、又はこれからナレッジラボに興味を持ってジョインしてくれるメンバーに向けて、伝えたいことはありますか。

門出:3年後100人の組織っていうのは一つのメッセージとして発信させて頂いています。これを達成しようと思うと、相当な勢いで伸びていかないといけないし、伸びていくんだろうし、これからたくさんの人が入ってくる。

3年後その目標を達成した時に、そこで甘んじることなくその3年後に売上規模1000億円とかそういう未来が見えているか、さらに成長していけるような会社かどうかっていうのがすごく重要だと思っています。決して短期戦じゃないと思うんですね。
長期的に成長していかないといけないと思っているので、メンバーに向けて、そういう成長目線を描いていくことは伝えたいです。


今後は急成長かつ、長期戦になるということですね。そのための現時点の大きなテーマは何でしょうか?

門出:そのためには、リーダーを中心にマネジメントできる人材を育てていかないといけない。100人規模になったときに、おそらく今のチームって全然変わってくると思うんです。今だと「みんなで一言新年の抱負を言いましょう」とか出来ているんですけど、そういうのも出来ない規模感になってくる。

色んなリーダーが生まれてくると思うし、成長している会社なので、ジョインしてくれた人も、みんながリーダーになってくれて組織を引っ張る、そんな組織に3年後なっていたらいいなと思いますね。

あと、社内向けに伝えたい点として、急成長出来るといろんな人が褒めてくれたりすることがあります。「売上が毎年2倍とか3倍に成長してます」とかってなると、「俺たちすごい」という感覚に陥ることもあると思います。ただ、長期的に成長していきたい思っているからこそ大事にしたいのは、「謙虚」と「感謝」ですね。
人ってすぐに横着になってしまったり横柄になったりする様に思うので、お客さんあっての成長である点を毎日肝に銘じて、成長を目指すからこそ「謙虚」と「感謝」を大切にしていきたいですね。


noteを読んでくれた人へ

ー最後にこのnoteを読んでくれた方へ一言お願いします。

門出:至らない点もあって、Manageboardもまだまだこれから開発していかないといけないし、コンサルもどんどんレベルを上げて行かないといけないっていう状況ではありますが、志は「日本中の中小企業の経営インフラを変えていく」っていう所でやっています。
そして、社会に少しずつでも貢献出来るような会社にしていきたいなと思っています。


最後まで読んで下さり、ありがとうございました!

我々のMission「日本中の中小企業の経営インフラを変えていく」を常に念頭において、事業再生コンサルティングでの経験を基礎にナレッジラボを大きく持続的に成長させていくという熱い思いが伝わるインタビューでした!
少しでも興味を持った!使ってみたい!という方は是非Manageboardをお試し頂ければと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました!


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