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出会えて良かった本

 『人を動かす』
D・カーネギー著のこの本は30年?以上読まれ続けているとても著名な本である。大学の春休みに読んだこの本が、本当に素晴らしかったのでnoteにしようと思う。

この本の題名

この本の英語の題名は、『HOW TO WIN FRIENDS AND INFLUENCE』である。Youtube大学で有名な中田敦彦さんも、この本を紹介するときに題名について言及していた。和訳をすると、「仲間に勝ち、影響を与える方法」となる。意味通り、この本に書かれているのはその方法についてである。(これを直訳ではなく、「人を動かす」と訳した山口博さんはすごいと思う)

思ったこと。

この本の内容を一言で表現するなら、”大人のコミュニケーションの方法”だと思う。まだまだ自分は未熟なので、本に書いてあるような、本当に”上手”なコミュニケーションをとることはできないし、たまにはぶつかってしまうことだってある。でもだからこそ、この本に書いてある方法を無意識に実践できたらどれだけの利益が得られるだろう、と思う。
自分はまだ大学生で、社会というものと少ししか触れていないからよくわからない部分もたくさんある。けれど、人とコミュニケーションをとるとき、例えばバイトの上司と話すとき、自分がちょっと大人になって、ちょっとだけ相手の反応を予測しながら、相手の立場に立って、相手が言ってほしいことを瞬時に考え、それがいえたらどうなるだろうか。
きっと、今までとは世界の見え方が変わってくるんじゃないかと思う。もし相手が言ってほしいことを言うことができたら、自分の頼みも少しは聞いてもらえるようになるだろう。
自分はいま塾講師のアルバイトをしているが、これをうまく使えるようになったら、きっと自分の生徒のモチベーションが上がって自分から勉強をしてくるんじゃないかなんて思ったりもする。もちろん先生が意図してモチベーションを上げた、だなんてことは知らないままで。

本当にこの本に今出会えて良かったと思う。
長くなってしまったが、最後にとても印象的なことを。

「議論したり反論したりしているうちには、相手に勝つようなこともあるだろう。しかし、それはむなしい勝利だ。」
「相手の勝利は絶対に勝ち取れないのだから。」
by Benjamin Franklin



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