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脊髄損傷者の「拘縮」①予防のうつ伏せストレッチ

今回は、「拘縮」予防のストレッチをご紹介いたします。
「拘縮」については、【脊髄損傷者の「拘縮」と「姿勢不良」とは】をぜひご一読ください。

「拘縮」予防の寝るだけストレッチ

ご自宅でもできる「拘縮」の予防ストレッチをご紹介いたします。

【肘付きうつ伏せストレッチ】

それだけ?と思うかもしれませんが、すでに「拘縮」ぎみの方には、しんどく、そしてとても効果的な姿勢です。

うつ伏せ+肘を付くことによって、ストレッチ効果がUPします。

座位姿勢で縮まっている股関節、膝関節、腹部のストレッチが期待できます。

Point1 マットの硬さ

ご自分の身体の硬さによって、床やベッド上の適切な硬さを選んでいただきたいと思います。軟らかすぎるベッドでは身体が沈んでしまい十分に関節を伸ばすことができません。
しかし、硬い床の上や薄いマット、弾力性に欠けるマット上では、1点に体重がかかってしまい、その部分がアザになったり、うっ血、褥瘡などへ繋がってしまう危険性があります。

最初から長時間行うことは避け、まずは、数分から始めていきましょう。
そして、徐々に時間を増やしたり、回数を増やしていきましょう。

肘や感覚のある部分、他の方に一度チェックしてもらうのもいいかもしれません。

Point2 うつ伏せの姿勢

ご自身がうつ伏せになったときの姿勢を見てみてください。(または見てもらってください。)
まっすぐうつ伏せに伸びているでしょうか?
例えば、がに股に脚が開いてしまっていたり、
無理やり股関節をストレッチさせ、腰ばかり反っていたり、
膝の1点だけついていたりしませんか?

少しずつ身体を整えながら、まっすぐの姿勢でうつ伏せになるよう、マットの硬さを調整したり、クッションやベルトなどを補助的に使ってみるのもいいでしょう。

Point3 足首のケア

長い時間うつ伏せの姿勢をしていると、足首は底屈した状態になってしまいます。立ち上がることが少なく、また寝ている時間が長い、長かった方は足首の可動域も制限されがちです。

足首の下に丸めたヨガマット・バスタオルなどを置いて、足首の角度もケアしましょう。
※これも硬すぎる素材では、1点に圧がかかってしまう恐れがあるのでご注意ください。

まずは、1日1回

うつ伏せストレッチから始めてみませんか?

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