見出し画像

世界の伝統的なハーブティー習慣

古くから、さまざまな国と地域で親しまれているハーブ。
今回は、世界の伝統的なハーブティーの楽しみ方を紹介します。
日本では考えられないような、驚きの習慣や取り入れたくなるような習慣があるかもしれません。

1,病院よりもハーブティー?

ハーブ先進国といわれているドイツでは、自宅にハーブティーを常備するのが習慣。
ドイツには”断食で治らない病気は医者も治せない”ということわざがあるんですが、ほとんど何も食べすにハーブティーを飲んで体調を回復させる療法があるんです。
薬の副作用などで体に負担をかけず、ゆっくりと体質や体調を改善していこうという考えから、ハーブティーが取り入れられているそうです。

そのほかにも、ドイツの医療ではメディカルハーブが人々の暮らしに根付いており、主流になっています。
医者にかかる前に、病気の予防と対策にはハーブティーを飲むのがドイツでは一般的。
病院にかかっても、医師はハーブの知識をもって処方箋を出し、抗生剤を簡単には処方しません。ハーブティーは副作用がほとんどないので、妊婦や乳幼児には最適な薬なんです。

2,職場でもおうちでも大切な、”フィーカ”

スウェーデンには、一日に数回、仲間と一緒にハーブティーやコーヒーを飲む、フィーカという習慣があります。
職場で上司や同僚とおしゃべりしながら楽しむことも、自宅で家族団らんのお茶時間も、一人でのんびりするお茶時間も、すべてフィーカです。

スウェーデンでは、いわゆる”飲み二ケーション”がなくフィーカはコミュニケーションをとる大切な場。
フィーガを彩るお菓子も欠かせません。
お菓子はパン菓子が多いそうです。

3,”ティザンヌ”で心も身体も健康に

”ティザンヌ”は、フランスでハーブティーのこと。
古くから薬としてハーブが使われてきたフランスでは、ハーブは身近な存在で、健康志向の高いフランス国民の生活の一部となっています。
フランスでは、現在でも「エルボリストリー」といわれる薬草の専門店があり、相談に行けばそれぞれの症状に合ったティザンヌを処方してくれます。
また、カフェやレストランのメニューには大抵ティザンヌが何種類かあり、自宅や友人の家でも、日本でいうお茶や紅茶と同じように、ティザンヌが選択肢の一つになっています。

実は、ティザンヌといえば”時代遅れ””お年寄りの飲み物”のイメージが強くなっていたフランス。
しかし、近年では若い世代がティザンヌに注目しているといいます。
ティザンヌを好んで飲んだり、若い世代のティザンヌ生産者も増えているそうです。
そこには、健康志向の高まりと植物療法への回帰があります。
アメリカやイギリスでの肥満のニュースがフランスで大々的に取り上げられたことを機に、ダイエットやデトックスなどの関心が高まり、ノンカフェインで砂糖不使用のティザンヌが好まれています。
また、コロナ禍でのロックダウン、おうち時間で過ごす家族とのティザンヌタイム。いつも以上に健康に気を使うこの時期は、免疫アップや風邪予防でティザンヌを飲む機会が増えたそうです。

現在若者の間では、自分で調合するティザンヌ作りのワークショップに申し込みが殺到したり、人気の薬草医「エルボリスト」のユーチューブが話題になったりしているそうです。

4,おわりに

いかがでしたか。
今回は、世界の伝統的なハーブティー習慣を紹介しました。
ハーブの原産地であるヨーロッパが中心となりましたが、実は美容大国のタイではコスメに使われていたり、ハーブの種類が豊富にあったりアジアでもさまざまなハーブ習慣があります(こちらは後日しょうかいしますね!)。
古くから親しまれているハーブを、みなさんも生活の一部に地理入れてみませんか?

ムーンサイクルによる不調や肌悩みをサポートする、すすめハーブティー【WOMAN BALAMCE】はこちら↓↓


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?