見出し画像

「SBNR」のお話

「SBNR」とは「Spiritual But Not Religious-スピリチュアル バット ノット レリジャス-」の略で無宗教型スピリチュアル層という意味。

精神的な豊かさは求めるが、宗教的ではない、という層のことを呼ぶそう。

PEW Research Center(アメリカワシントンD.C.を中心とし、世界の人々の問題意識や意見、傾向に関する情報を調査する機関)のデータによると、現在、全米の18歳以下の83%以下がこの層だという。

初めて聞いた「SBNR」、これからの「風の時代」にもリンクして興味深くて色々と調べてみた。

まず、宗教的ではない考えとして「神様の存在は普遍的でそれが絶対的ではない」、「多神教」などが挙げられる。「精神的な豊かさは求めるけれども、何を信じて、どこに精神的な豊かさを求めるのかは人によって異なる」ということ。多様な捉え方なので、人によってもそれぞれ違っている。

SBNRの傾向としては菜食主義やオーガニック、ヨガや瞑想などのマインドフルネス、そして多様性社会など。私の見解としては、自然との調和や目に見えない豊さを大切に思う気持ちだったり、そのひとつとして神社仏閣で手を合わせることや、内観することだったり。要するに「自分に立ち戻る」といった感覚なのではないかなと思う。


スピリチュアルと聞くと、良いイメージを持たない人もまだまだ多いなというのが体感としてはあって、色々な考えがあるのでそれはそれでいいと思うし、そう思う原因がどこかにあるはずだと思うので、仕方のないことだとも思う。世代によってはたくさんの「もの」を所有することが豊かさだとの考えもあると思う。

ただ、現実的な社会や世界的な傾向として「物質的な豊かさの時代から精神的な豊かさへのシフト」が目に見えないところで進んでいる。そしてSBNR層の世代がこれから社会の中心になってくる。ゆえに今までのマイノリティがスタンダードになっていく。


私自身、感じたことを大切に扱うようにしているけれど、こうして「SBNR」という言葉を知れた事、データとして知れたことは、ひとつの答えをもらえた気がしています。

わたしにとって、そんな時代は心地がよく、そして何より嬉しい。





いただいたサポートは誰かのサポートに使わせていただきます。嬉しい連鎖が繰り返されてしあわせな気持ちが循環して欲しいです!