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間近に交通事故を見て

 昨晩、偶然訪れたコンビニに面した大通りで、交通事故が発生した。軽自動車と外車の衝突で、祖父と軽自動車に乗っていた8才の女の子が、死亡した。私が目撃できたのは車両だけだったが、軽自動車は、まるで火災にでもあったかのように、タイヤや外装の下部が全て外れ、鉄骨が剥き出しになっていた。一方外車は、前方エンジン部のみがきれいに潰れ、車内や後部は、全く無傷だった。

 亡くなるのは、いつも最も弱く、小さな命である。この町の人は皆、驚く程交通ルールを守ることに、マナーの悪さで有名な町出身の私は、いつも感心していた。しかし、ルールを無視して来る者に対しては、やはりルールを守るだけでは足りず、より防衛心が無ければとも、改めて思った。

 これからたとえ、辛く厳しい世の中がしばらく続いたとしても、ここではもう生きて行ける可能性を失ってしまった、小さな命に、小さな花を捧げた。人は、必ず誰もが、いずれは死ぬ。今生きている者は全員、今より少しでもよりよい世界を作ることに、生きている限り少しでも、貢献する義務と使命があると思う。

 楽しく笑って生きるのは、上記を実現する為である。命の重みとは、人間の場合、一人一人が、その使命を持って生きる為の重さであることを、改めて思い知った。

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