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破裂音の朝 (ZAZEN BOYS)

ドラム日記 第15回

ミニシリーズ、弟子である8の理由。の2回目。
今回は「音色」。

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これも、前回の手首同様、お師匠さま最初からうるさかったですね。

ご存知のとおり、ドラムの音は破裂音。演奏しながら音程を変化させることはできない楽器です。演奏してても、どう聴こえてるかは自分ではよくわかりません。
でもドラムを知っていくと、実は音色についてもとても奥深いことがわかってきます。

演奏の仕方
前回の手首の記事でも書きましたが、スネアのスコーン!と抜けた音。スネアいちばん目立つので大事です。叩くのではなくてスティックを落とす感覚。タイコが鳴っている感じ。ボクはまだ潰れた音してる気がします。
あと、パラレルスペックの記事でも書いたハイハットオープンの音の延ばし。叩く場所でも音色を変えられて、タイトにもなるし、やかましくもなります。
それから、粘りっこいバスの音も欲しい。踏み方でかなり変わります。バスの音色を揃えるのってとても難しい。
クラッシュシンバルは、叩くと揺れるので、連続で叩くとスティックの当たり方がおかしくなってへんな音になります。なので、左右のクラッシュシンバルを使い分けます。
このように、ドラムも演奏の仕方でかなり音色がかわります。ドラム始める前はそんなの気にしたことなかったですけどね。

ボリュームバランス
最初の頃、バス踏み過ぎで象が歩いてるみたいとか言われました。初心者あるあるですかね。あとは、ハイハットがやかまし過ぎるとか、逆にもっとしっかり刻んだ方がいいとか、叩いている自分では良くわからない3点のボリュームバランスのことは良く言われました。
最近、バスの踏み方をけっこう変えたり、スネアの叩き方をいろいろ試してたりとかしているので、またバランス変わってきてるかも。迷走中です。

チューニング
絶対音感
のあるお師匠さまには、使い込まれていろんな人がチューニングいじっているスタジオのタイコは、音がかなり変に聞こえるらしく、いつもなんじゃこりゃ!と修正してくれます。正直ボクにはまだ何が良い音かとかよくわからんですが、嫌な音はわかります。タムタムの音の高さが狂ってると、演奏してて気持ち悪かったり。フロアタムがベコベコで叩きにくかったり。

スティック
スティックひとつでもとても音が変わります。以前の記事で書いたように、今は太くて重たいやつ使っていますが、もうぜんぜん音が違います。ボクレベルでもわかります。
スティックの先端の丸いところ、チップと言いますが、チップの形状でもかなり音が変わります。
いろいろなスティックを使い分けてみたことがないのでわかりませんが、材質でも相当違う気がします。

機材
もちろん機材でもかなり違います。これもボクレベルでもわかります。特にスネアとハイハットですかね。
よく行ってるスタジオでも、ルームによって置いてある機材が違います。演奏してて、すごくノレるのと、そうでないのがあります。なので、個人練するとき、お気に入りの部屋が空いてないか真っ先に探したりします。
はやく上手くなって、Myスネア持てるようになりたいもんです。

◇◇◇

こんな風に、音色を作り出す要素は挙げたらキリがないわけですが、普段ボクらが聴いている流通楽曲はミックス時にいっぱいいじってあるので、実際の生音がどんなバランスでどんな音色かはわかりません。生音聴いてみたいですよね。
ライブでは、流通楽曲よりかは生音が感じられますが、ヤカマシイ系の音楽だと、PAさんが調節したスピーカーから聴こえる音の方が生音よりも遥かに大きく聴こえるので、実際の生音の具合はよくわかりません。爆音じゃなくていいので、ドラム生音聴きたいっていつも思います。

佐野っちとかは、音があまりに大きすぎるので、ライブのときも周りに透明板を設置しています。BOBOさんなんか近くで聴いたらほんとヤバそう。音が大きいドラマー、憧れちゃう。
そういえば、BOBOさんのシグネイチャーモデルのスティック、細くてびっくりしたっけ。かなり太いやつ使ってるのかと思ってました。ヤバ。

◇◇◇

ZAZENにちょうどいいタイトルあったからタイトルに使ってみました。が、ZAZENのことをここで語ることなんかしません。ナンバガもです。至る所で語り尽くされてますから、もうそっちに任せます。いまさらボクが愛を語るまでもないし。書き始めたらキリがないし。

強いて書くとしたら、3代目ベーシストのMIYAさんについて。MIYAさんほんとかわいい。ステキ。優しい。カッコいい。かわいい。ステキ。かわいい。カッコいい。ステキ。ステキ。ステキ。
2018年の赤坂BLITZ観に行きましたが、終始、ほぇぇぇぇええええ!!!となってました。観る前は、MIYAさんよく後任引き受けたなって思ってましたが、音もビジュアルもあまりにハマってて、すでに完全にZAZENメンバーでした。

ヤバたにえんとはまさにこの事!!!
普段のMIYAさんがいかにかわいいかは、MIYAさんのTwitter見るといいですよ(ニコニコ)。

◇◇◇

次回は、弟子である8の理由。の3つ目、粒揃えです。

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