10分ノンフィクション-1.末っ子農家になること

末っ子が農家を継ぎたいと思った。

私には兄と姉がいて、3番目。末っ子として生まれて育った。

父は弟と弟がいて、1番目。長男として生まれて育った。

父はまっすぐ農家になったわけではないらしく、一度そとに出て車屋(たぶんトヨタ)で働いてそれから継いだらしい。という噂(笑)

地方の農家はおおかた長男が継ぐものだけれど、さすがにもうその伝統は関係ないと思う。末っ子農家もありだよね。

家族の中で、この決意はまだわたしだけのもの。話していない。父は子どもたちに継いでほしいと言ったことはない。それだけ大変だからなのか、自分の進路選択で重荷だったのか、きちんと聞いたことがないけれど、きっとそういうことなんだろうと思う。

でも末っ子は、農家になりたい。若いうちはと思い関東で就活し、社会人になって、やっぱり私の生きる場所はここではないということに気づけた。この期間は無駄ではなかったし、離れてからこそ、というのは確実にある。

あ、10分。中途半端だけど、また。

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