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『余命10年』感想

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名作だああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

はい。最初から取り乱しました。

この映画、原作者が三島在住の方で話題になっていたので、原作を先に読んだ上で映画を見ました。

うん。

まじで名作。

やばい……、名作の匂いしかしない。

※ネタバレ注意

・良いところ

この映画、良いところしかなくて全部語りたいんですが、そんなに長く語ることはできないので特に良かった部分を紹介します。

・小松菜奈さん演じる高松茉莉

うん。ただただ小松菜奈さんの演技が凄い。

高松茉莉は国の難病指定された、10年以上生きた人はいないという遺伝性の病気を患っていると、序盤で明かされる。

彼女、まだ若いのに。

まだ、二十歳なのに。

彼女はここで「ああ、そうなんだ。もう10年以上生きられないんだな」と精一杯その病気のことについて知ります。

ここ、切ないのか、絶望をしているのか、分からないぐらいんだよね。

それをうまく、小松菜奈さんが演じてらっしゃる。


その後、彼女は真部和人と出会っていくつかの出来事を経験していって、ついには結婚してほしいと言われます。

だけど、彼女は断ります。

そう、自分はもう死ぬから。

10年も生きられない自分に結婚しても、人生に棒を振るだけだから。

彼女は彼に難病のことを告げ、密かに帰ります。

この時の和人、まじで悲しそうだもんなぁ。

自分が恋をしてきて、一生懸命に情を注いできた恋人が、10年も生きられない、結婚できない、この先も一緒に暮らしていけない。

こんなの、誰がどう経験したって同じ心情になる。


あと、茉莉の周辺の人物とかも良かったね。

父は茉莉の心情も、家族の心情も分かっている。

母も、父と同じように。

茉莉の姉は妹の病気を治そうと懸命に探してきたこと。

”生きて欲しい”

そう言う感情、つまり愛が育んできた感情だからこそ、生まれた行動。

けど、結局は茉莉が全て無しにしてしまう。

「結局10年も生きられない」

このことに、彼女はずっと、ずっと引き摺られていく。

良かったです。(語彙力皆無)


・結論

と言うわけでとても、とても良かったです。

原作ではあまりバッチリとはいかなかったけど、映画ではこんなに名作になるんだなって思います。

あと、各々の役者の渾身の演技が光ってた。



・余談

原作者である小坂流加さん、文庫版の刊行を見ること無く発売の3ヶ月前に亡くなっているそうです。

そのためでしょうか、映画のラストには

「小坂流加に捧ぐ」

と書かれていました。

制作陣、粋なことをしますね…


小坂さん。あなたが筆をとった小説、皆の心に響いていますよ。

合掌。


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