「母へのアドバイス」が教えてくれたこと

※今回のお話しは、noteを始める前のブログに投稿した内容を再編集して掲載しています。今の私にとって大切な内容に思える内容なので再掲しています。

数か月前のことになります。心屋仁之助さんの著書「心屋仁之助のずるい生き方」のなかに、こんな質問がありました。

「もし、上から目線でお母さんにアドバイスするとしたら、どのようなことを伝えたいですか?」

これは男女関係なく、「お父さん」ではなく「お母さん」限定だそうで、心屋さんは「この答えをそのまま自分自身に向けて欲しい」と著書のなかで語られていました。
私も考えてみましたが、正直なところ「この答えが自分自身に向けた言葉になる」とわかった状態で考えたせいか、素直な気持ちで考えることが出来ませんでした。

しかし、ふと思い出したのです。

「この質問、以前に答えている!」

それは今年の1月に遡ります。母の介護度が上がったことで、新しいケアマネージャーさんと打合せすることになりました。その打合せの際にケアマネージャーさんから「お母さまがリハビリをしていくなかで、どのようになって欲しいと考えていますか?」と質問をされたことを思い出したのです。
私は「このときの答えが、母親へのアドバイスに近いかも知れない」と思ったので、資料を探して調べたところ、そこにはこのように書いてありました。

「笑顔の時間を増やして欲しい。ストレスなく楽しく過ごせるように、健康でいて欲しい」
「元気になったら県民会館のコンサートに一緒に行きたい」
(後者については、母が氷川きよしさんなどの演歌のコンサートに行くのが好きなので、そのようなことを話していたのだと思います)

当時の私は少し驚きもありつつ、「そういうことか」と腑に落ちる感じもありました。

私に必要なことは「一生懸命に頑張る」「社会的な成功」「お金、地位、名誉の獲得」「周囲からの尊敬」ではないのです。

「笑顔でストレスなく楽しく健康な毎日を過ごす」
「好きなことをして楽しい人生を送る」

この2つが自分自身へのアドバイスであり、価値観なのだと理解できました。
それと同時に、「私は今まで全く逆のことをしながら人生を歩んできたかも知れない」と思いました。そりゃ苦しくて辛いし、成果も出ないし、何も上手くいかない・・・そんな人生だったのは必然だったのかも知れません。
今回のことは、これからの人生の方向性や、日々の過ごし方、困難なことや決断する際において、大切な指針になるはずです。

私は、最近のnoteで繰り返し「『役立つ』よりも『楽しい』を優先させることが大切」だと書いていますが、今回のお話しを改めてnoteに投稿することで、この価値観を自分自身に意識させたいと思います。

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