夜は明ける、想いは不滅—これからも日本社会の”こころの健康”と向き合い続けたい。
夜は明ける。想いは不滅。
鬼滅の刃の最終巻が発売され、全国5紙にメッセージが掲載された。
夜は明ける。想いは不滅。
鬼を滅するという強い想いが代々受け継がれ、そしてこの1000年の闘いに終止符が打たれていく。
途中で仲間が死ぬこともあるし、本当に強い人外の存在と立ち向かう難しさが描かれているけれど、1000年もの間ずっと想いを共にしながら戦い続けたその様は、本当に胸が熱くなる漫画だった。
わたしもまた、祖先の代から続く会社を—色んな想いとともに受け取った身です。
「想いは不滅」という言葉を見て、思わず涙腺がゆるくなりました。
”こころの健康”という課題
金子書房という会社もまた、曽祖父の代から2021年で、創業から75年になります。
そして、私にバトンが渡されました。
1946年、戦争孤児に溢れていた当時の日本社会。大変な状況下にある中で、子どもたちが「心健やかに育つ」ことを祈念した雑誌『児童心理』が、当時は印刷所だった弊社に持ち掛けられてたことをきっかけに、金子書房が出版社として立ち上がりました。
時代が変わり、私はITに力を入れ、業態の転換も視野にいれている経営者ですが、「想いは不滅」。
「こころの健康」のために尽力しています。
時に心が折れそうなときも、どうしたって消せない想いや夢が、僕にもあるのです。
そして、いつかこのバトンを誰かに託せる日がくればいいのだけど。