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値段の決め方

いつも通っている整体院の先生と、(その先生とは商売敵だが)近所の鍼灸医院がなかなか予約が取れない、2ヶ月待ちが当たり前だという話をして、どうやったらそんなに集客できるのか、という話になった。


その鍼灸院は非常に腕が良くて、しかも回数券を出していて一回あたりの値段が大体5,000円だからリピーターで埋まっているのではないか、と当たりがつくのだが、この5,000円という価格設定はどうやって決めたのだろうか。

すでに開業して3年以上経っているので、キャンペーン価格というわけでもないし、回数券は前払いで確実にキャッシュが確保できるとはいえ、この回数券には期限がないそうなので、相場(近所の鍼灸院は大体7000円くらい)より3割も安い価格設定だとそこまで利益率が高くないと思われる。なんで単価をそこまで抑える必要があるのだろうか。


確かに鍼灸院は整体院と違って施術で体もそこまで疲れないので、週休1日で回すこともできるらしいので、整体院よりは単価を抑えることもできるだろう。しかし、近所の鍼灸院と比べると、腕が良いのだから同じ金額か、それ以上の値段設定をしても十分やっていけそうである。

結局、どうしてその値段設定にしたのは聞いてみないとわからないのだが、私は何となく、儲けるより「忙しくしていたい」から、あえて安めに設定してるのではないかと想像している。

技術職やサービス業は結局お客さんから必要とされている状態をキープできることが必要だから、どうしても安めに設定してしまうのではないか。

私も自分の仕事に値段をつけるときにどうしても相場から安めに設定してしまうが、どうやったら付加価値をつけられるか、相場以上の値段であっても選んでもらえるようになるにはどうしたらいいか、日々考えるところである。

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