20240109

 学校も始まり、元旦からの地震や事故などで明けた感じがなかった二〇二四年もやっと始まった感がある。昨年末に文春が報じた松本人志による性被害の続報。新たに大阪、福岡でも同様の被害にあったとの証言から、先日報道されたスピードワゴン小沢のほか、M-1王者の芸人も現地で女性調達役を担っていたと構造化した「SEX上納システム」というパワーワードがTL上に飛び交った。報道前に松本は裁判に注力するために一時芸能活動を休止すると発表していたが、14日の『ワイドナショー』には出演する旨をXで投稿した。これからどうなるのか、とりあえず裁判の行方とその後、メディアの動きを注視したい。
 ゲオロギー・ダネリア監督の映画『不思議惑星キン・ザ・ザ』を観た。建築技師マシコフが妻に頼まれた買い物に出かけた先で出会わした音大生ゲデバンが「宇宙人だと言っている人がいるんです」と路頭で裸足で立っている男に話かけるところから、彼が持っていた転移装置を押して二人が彼の惑星キン・ザ・ザに移動するというSF映画。一九八六年のソ連時代の映画だが、全く古びていない斬新すぎる傑作だった。わかりやすいヒエラルキーと差別社会で、キン・ザ・ザの人々はずる賢く、化かし合いながら生きている。そうした中でウラジミールとゲテバンが純粋に人情によって行動していき、地球に戻るために彼らと協力していく冒険譚。言語が「クー」と「キュー」でほぼ通じるというのも斬新だった

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