20231127

 破滅派の合評会だった。過去二回参加できていなかったので、半年ぶりとずいぶん間が空いてしまった。その前には編集会議がある。ここでは破滅派の今後の方針について話し合った。オンライン文芸誌として来年は大きく転換していくようなので、楽しみにしていてほしい。物価高で流通も値上がりすることから、出版流通も大きく変わるようだ。すでにその兆候は表れ始めている。書店もどんどん減っている。こういう中で生き残っていく戦略を練らなければならない時期に来ていることを改めて感じた。
 今回の合評会のテーマは「海老とストレート・ネック」だった。ストレート・ネックとは、首の頸椎が本来は歪曲しているものがスマホの見すぎや、猫背などによって真っ直ぐに変形して脊髄神経を圧迫して手足のしびれや吐き気をもよおす現代病らしい。わたしは実家から送られてきたブラックタイガーを調理する、ストレートネックを患った姑からの嫌味をいわれつつ一見幸福そうに見える夫婦が、実はそうでもなかったことを描く掌編を書いた。残念ながら一位にはなれなかったが、頂いた指摘をもとにこれから精進したい。とはいえ、自分としては満足のいく出来栄えなので感想など貰えると嬉しい。

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