20240104

 「BOOK-OFF/ブックオフ」のウルトラセールに行った。正月四日まで本が全品20%OFFになる毎年恒例のセールだ。まだ正月休みなのか、人出は多かった。その店舗は二階建てで、一階は服飾品や宝石類、二階に本とカードやゲームなどが置いてある。セールなだけあっていつもより混んでいた。20%オフだと思って買いたいものをどんどん手に取ると、結局相応の値段になる。なるべく値段が下がらない古典を買おうと思っているが、古典もけっこうな数がある。今年は哲学を一から勉強したいと思っているので、近代日本哲学の祖と言ってもいい、西田幾多郎の『善の研究』(岩波文庫)と、来月の読書会の課題図書になっているアゴタ・クリストフ『悪童日記』(堀茂樹訳、ハヤカワepi文庫)、ずっと気になっていたが手に取れていなかったローラン・ビネ『HHhHプラハ、1942年』(高橋啓訳、創元文芸文庫)、そしてマリー・ルイーゼ・カシュニッツ『その昔、N市では』(酒寄進一訳、東京創元社)の四冊を最終的に選んだ。
 家に帰ると、大量の積読本が目に入り、また買ってしまった……と少し動揺する。いつ読めるだろうか。今回手に取った作品たちは割かし早い時期に読めると思ってはいる。ここでまた感想も書くだろう。今はボラーニョの超大作『2666』を昨年末から読み進めていて、これが滅法面白いので読了するまでは小説は読めないかもしれない。

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