20240324

 ナ・ホンジン監督の韓国映画『チェイサー』を観た。元警部で風俗業の元締めをやっている男が、自身の店の女性が失踪したことで競業者に売られたと考え、その行方を追ううちに風俗店勤務の女性を手にかけてきた男に辿り着く。揉み合ううちに警察沙汰となり、男はあっさりと自分の犯行を認める。あいまいな証言だけで決定的な証拠を掴めぬまま保釈期限が迫る。
 最初から犯人が登場し、しかもあっさりと捕まるというところが斬新だった。しかもクライマックスでさらに一波乱あって、残虐ではあるがクライムサスペンスとして完成度は高いと感じた。

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