20231016

 ちょうど良い気候が続くようになって、やっと秋らしくなった。とは言え、十月も下旬となり今年も残りわずかだ。年末、来年の予定を立てないといけない感じだが、どうもそういう気になれない。
 最近は小川洋子の『琥珀のまたたき』(講談社文庫)を読んでいる。今まで小川洋子作品はいつもリーダビリティが高かったのだが、めずらしく、今作はかなりひっかかりながら、遅々として進まない。恐らく構造の問題だと思う。時間と空間が入り組んでおり、話と頭の中での像を結ぶのに苦労する。

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