20230701

 雨が降ったり、止んだりの安定しない空模様。『百年の孤独』読書会の最終回だった。終わり方によって全体像が大きく変わるということに皆の意見の一致を見た。なんとなく終わってしまうことが悲しい、そうした意見も出るほどに物語世界に引き込まれる作品だった。こうした傑作を書いてみたい、ノーベル賞作家を捕まえて言えるようなことではないが、そう思わせる魅力が溢れている。もれなく、わたしも今取り掛かろうとしている小説はそういうものになりそうだ(実際に書き始めると、その途方のなさに筆が止まってしまうのは言うまでもない)。

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