20230105
雲ひとつない快晴で、気温も少し上がった。渋谷に用事があって、ついでに“裏原”と呼ばれた原宿と表参道の間辺りで靴を買おうと思って出向いた。渋谷から原宿に行く通りにあったファッションセレクト店などが軒並みに無くなっており、かつての活況を覚えている世代としてはかなり時代の流れを感じた。宮下公園が消え、再開発された複合施設に高級ブランド店が入ったとは言え、やはり渋谷の魅力はあの公園でスケボーを滑っていた当時の若い世代とその文化を象徴するようなストリートブランドが乱立していた、あの雑多な街だったと思う。そういう自分も年を取っただけかもしれない。そういえば、東京に住み始めた十年ほど前、中野サンプラザ前の広場に老人が大量に座っていたことにショックを受けた覚えがある。中野サンプラザは無くなり、昭和のカルチャーを支えた中野が老人街となってしまったことを鑑みれば、渋谷も徐々に老人街になっているのだろう。それはこれからの秋葉原、錦糸町エリアも辿っていく道なのかもしれない。いまは大阪の方が東京よりも活況がある気がする。いずれ東京と大阪自体が米国のニューヨークとロサンゼルスのような関係になるのかもしれない。
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