映画 『スターリンの葬送狂騒曲』
自分を過信したベリヤ
1953年独裁者スターリンの死からはじまった権力争い。ナンバー2の秘密警察長官ベリヤ(好色家)から、フルシチョフが実権を握るまでの話。
ベリヤは独ソ戦での軍需工業地帯のウラルへの移転や、経済面から勝利に導いた天才政治家。フルシチョフは、彼を権力から外すため、第二次大戦の英雄ジューコフ等、ベリヤ台頭を警戒する政治家を巻き込む。
委員会での解任動議から即日処刑みたいな描写は「?」(たぶん違う)だが、ほぼソ連正史に沿った展開だと思う。コメディ俳優が演じて違和感がないところは、本物の彼等の行いもコメディに近かったからだと思う。
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