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14年目の片想い

かなえさんの原動力はなんですか?

と、青森からわざわざ会いに来てくれた大学生のNさんが、私に1番聞きたかったという質問。
みっちり約4時間?のロングインタビューを受けました。大学生のうちに、会いたい人に会いに行こうと決めて、今年から動き回っているそう。

私を知ったきっかけはこの記事がきっかけだったとのこと。取り止めのない記事ばかりだけど、誰かのなにかになっているのならば、少しは前向きに取り組めそうです。
(そして、月に1回くらいは更新してくださいよ~とNさんに何度も言われたので、できる限り更新しよう…)

逃げるように始めた、大学時代の課外活動

大学生の頃、たぶん普通じゃないことに物凄く悩んでいて、とにかく必死に課外活動をしていました。
関わっていた事業を挙げるとキリがないほど、いろんなことに手を出していて、自分でも良く覚えていません。これまで特に振り返る機会もなかったので、洗い出すこともなかったけど、たまたま今年の2月に開催したトークライブで大学時代のことを話したときに「やってることが多すぎて引く」と言われたので、たぶん普通ではない数の事業をやっていたんだと思います。

※あまり振り返りたくはないのですが(反省点しかないので)、そのトークライブはコチラから購入視聴できます。

当時抱えていた問題から真正面では向き合えず、ふとした時にその問題が頭を過らないようにとにかく必死で、活動内容なんてどうでも良く、課外活動やバイトを目一杯詰め込んでました。

おかげで問題を忘れることもあるほど、忙しく多忙を極めていたけど、忙しくなればなるほど、いつかやってくる、問題から向き合う日が怖くなり、なにか活動が終わってしまうことや、メンバーチェンジになることが怖くて、活動が終わらないように、誰かと交代させられないように、誰にでもわかる成果を出すことにも必死でした。今思うと、すべて辛そう。

でも、その大学時代の経験が今の仕事や、地域との繋がりに活きているので、今はその色鮮やかに見えることもある。
とはいえ、いろんな意味で「活発な学生」は色眼鏡で見られることも、良くも悪くも一緒に活動したい大人が集まることもあって、それはそれでしんどいなと思うこともたくさんありました。
この人は私ではなく「大学生である私」と一緒になにかやりたい(やらせたい)んだなというのが透けてるなとか。

どこか冷めた目で物事を見ていて、世の中にも自分にもなにも期待していないというか。周囲が見ている私が活発で明るいイメージだとしたら、内面はほとんど感情がなくむしろすべてに冷たく無関心というか。

憧れは盲目?

ま、そんなふうにとても拗らせていたわけですが、ある日憧れの人ができるんです。
なにがきっかけだったかといわれると、思い返せないけど、節々に「こういう言葉や対応に救われたな」と思う。たぶんそういう積み重ねだったんだと思うけど。
お会いしたきっかけは、活発な学生だったから声をかけられた事業で一緒になったこと。

こんな大人になりたいし、こういう人になれるなら、未来を生きることに希望が持てそう

と、その人と会う度感じていました。
恋は盲目という言葉があるように、憧れてるうちはその人のすべてが輝いて見えるのかもしれないけど、それが14年ずっと続いているから、そろそろ盲目ではないのかな?

いつかこの人と、肩を並べて仕事がしたい

というのが目標になり、少しでもその可能性があるところで仕事がしたいと、内定蹴って正社員ではない道を新卒から選んでいたので、事情を知らない周りの大人たちには怒られたけど、それが数少ない未来の希望でした。
自分でもこんなに長く続くことあるんだと驚くんですが、憧れてからかれこれ14年間、変わらずに持ち続けられているのは、今でもたまに会うその人が、いつでも憧れでいてくれるからなんだと思います。

憧れの人と肩を並べるために

冒頭のNさんからの「原動力はなんですか?」という質問に、「憧れの人と肩を並べて仕事をするため」と答えました。
細かく言えばもっといろんな理由はあるんだけど、なにか一つ、ブレない軸があるとしたら、これ一択しかないなと思うほど。
これまでのいろんな仕事以外の活動も、居場所づくりも、どこかで「これをやれば憧れの人に近づけるかもしれない」という可能性を探していました。

人生のターニングポイントで悩むことがあるとしたら、近づける道はどっちかで選んできたと言っても過言ではない。

本人には一緒に仕事することを目標にしています!なんて言ったことないので、気づいているかどうかもわかりませんが。
時々「この仕事やってたらしいじゃん」と声をかけてくれることがあったりして、私からこの仕事やってます!と話すことはないけど、そういうふうに気にかけてくれているのも、とても嬉しい。

残念ながら、たぶん一緒に仕事できることも、肩を並べることもできなさそうですが、そうであったとしても憧れはたぶんこの先も変わらないんだろうなぁと思います。
いや、14年も憧れ続けていると、辞め方がわからないのもあるのかもしれない。

憧れの人の話は、永遠に書き切れないと思うので、また今度、どこかで。
節々でもらった言葉を今でもお守りのように持ち続けていて、自分では答えが出せないほど悩むことがあったら、たぶん一番に相談する。そういう人に出会うことができて、幸運だったなと思います。

一番ギャップのあった人

約1年間で80人くらいの人にインタビューしているNさんに、私の印象を一言で言うと?ときいたら、一番ギャップのあった人と答えてくれました。

まだまだ大人じゃない自分が、解決できていない問題もあったりして、根本を話せなくてむず痒いインタビューだったのではないかなと思いつつも、楽しい時間だったと言ってくれたので一安心でした。

あまり自分の話をするのは得意じゃないから、こういう感じでゆっくり振り返られるときにちょっとずつ書いていけるといいな~とはいえ月1も書けないかもしれないけど。

おわり。

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