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読書感想 レッドゾーン

真山仁さんの「レッドゾーン」、読みました。

ハゲタカという映像作品が有名らしいですが、まだ見たことありません。金融が題材の小説が好きで、耳慣れない用語を行きつ戻りつしながらも、読み出すと止まらない、です。

真山仁さんの「ハゲタカⅡ(もともとの題は違っていたそうです)」という本を最近読みまして、そこで回収されなかった話題が気になり、続編のような位置付けの「レッドゾーン」を読んだ次第です。

レッドゾーンという題名、車のエンジン回転計?
車に関係がある話が出てきます。
紅い?赤い?
紅いおカネの話が出てきます。

次々と変わる場面、企業の売り買い攻防を巡るあの手この手、1ページたりとも目が離せなくなります。

話の運び、あの手この手、はネタばれになるので、説明を控えますが、舞台として登場の各地にこれまで住んでいたところや業界や会社種類があり、物語と時に同調しながら、文庫本の上巻下巻を大事に読み進めました。

舞台となった各地や場面など、触れておきます。ものづくりの場として登場の高砂市、knasadaは17歳から22歳まで住んでいた土地です。重要な製品(紙、化学製品、タービン、船尾付近の機器、調味料、熱関連機器)を生み出す工場が並び、関わる会社、工房(?)的な工場が多くある場所で、懐かしいです。

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前作含めて、たびたび登場の栃木県、特に宇都宮市のシーンが懐かしいです。宇都宮には5年ほど住んでました。そして、車の会社や、エンジンや小サイズの車をつくる関連会社、金融攻防のあの手この手のカギにもなる登場のしかたです。knasada、車の会社に30年弱の間在籍し、いろんな職場(会社の数々)におりました。

当時の世相を思い起こさせる年月を記して進んでゆく物語、2008年、2009年、北京オリンピック(余談、野球の準決勝を見に行きました)、世界的な経済危機、記憶に残る年でした。knasadaは2008年前後は中国の地方政府経営の自動車工場と自動車販売会社に机があった思い出があり、自動車がらみのシーン、かなり頭の中で余計なことまで勝手に膨らんでしまいました。

今は、ハゲタカシリーズという位置付けの作品群のようで、続く作品もあるようです。たぶん、1作目も含めて読んでしまうんでしょうねぇ。。。




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