牛肉麺絵日記 32/100杯目 名家（台湾・台北）5/2/2013

牛肉麺屋さん巡り32日目。2013年5月2日 夕方６時。(台湾・台北）
地下鉄MRTの台北駅・雙連駅・中山駅間の地下商店街・中山地下街は、飲食店やおしゃれアクセサリー・雑貨や服屋さんなどが並び、人通りも多い。都会の地下街ですが、一本道なので道に迷うことなく買い物が出来て便利です。といっても特におしゃれなお店で買い物をする予定はなく、同じ地下街の雙連駅・中山駅間の中山地下書街を訪れた。ガラス張りのかなり長い書店街は、通路からでも目当ての本や話題の本が見つけ易く便利でディスプレーもおしゃれ。目的のアート本と料理本のコーナーも、おしゃれな本が多かった。見たかったタイプの本はなさそうなので、すぐに書店街を出て地下街を歩く。駅に行く途中、日系のスピード理髪店があったので散髪をしてもらった。スピード重視の散髪店なので、あまり期待していませんでしたが、若い女性理容師さんは時間をかけて丁寧に散髪してくれた。

最寄り駅公館に戻り、他の本屋さんに出かけた。この駅周辺は大きな街ではないけれど、そこそこ大きな本屋さんが３軒、他に小さな書店も数軒あり便利。ちなみに私の住むサンフランシスコのダウンタウンに大きな書店は一軒もない。皆さんネットで購入される様です。この６−７年の間に大型書店は全て閉店しました。書店好きには寂しい街です。

路地の小さな本屋さんで料理書を購入し、しばらく歩くと倉庫をお店にしたような牛肉麺屋さんがあったので入ってみた。台湾電力公司ビルの裏手に位置する住宅街の中にある。少し神経質そうだが知的な雰囲気のご主人一人で切り盛り。難しい政治の本などを好んで読むのだろうかと勝手に想像する。三角形の店内にテーブル席が５つ。野菜の段ボール箱が山積みされている。下町の食堂といった感じの雰囲気。牛肉麺を注文。

良く煮込まれた甘めの味付けの牛筋は柔らかく、ハチノスの煮汁を足したているのだろうか　コッテリとしたモツ煮込みの味。麺は柔らかめの細麺。スープは軽く漢方の香り。唐辛子の香りが効いている。モツ鍋好きの人が好きであろう牛肉麺。

お店を出ると、店主と数人の御近所さんが難しそうな顔で話し込んでいた。井戸端会議だろうか・・。邪魔にならないように静かに店を後にした。