見出し画像

好きなことを語りたい - 映画のこと

映画は昔は大好きで、それこそ毎週のように映画館に行ったし、DVDも何本も観ていた。最近では均して月に2本くらいだ。まったく観ない月もあれば、1日で複数本の日もある。

以前は、好きな映画を聞かれるとすごく迷っていたけれど、2019年に見た映画がめちゃめちゃよかったから、あっという間にベスト3が決まった。
『コードネーム U.N.C.L.E』『アトミック・ブロンド』『グランド・ブダペスト・ホテル』の3本。僅差で『時計じかけのオレンジ』。

コードネーム U.N.C.L.Eが好き。
これはもう、本当によくて! 一気に自分の好きな映画のトップに躍り出た。画面の色合いも演出も、ストーリー、キャラクター、どれをとっても好み。冷戦時代の米ソ諜報員のバディもので、基本的にシリアスなストーリーの中、出過ぎないコメディ要素がいいアクセントだった。漫画的、というのかな。間の取り方やキャラクターの置き方が日本の漫画っぽくて、それも私に合っていた。普段、作品の続編を望まない私だけれど、これは続編を観たいくらい。

アトミック・ブロンドが好き。
これも冷戦時代のスパイもの。シャーリーズ・セロンがカッコよすぎでステキすぎた。
私、冷戦時代のダブルスパイやトリプルスパイの物語が大好きなんだよね。かつ、どちらかというとMI6やKGBの話が好き。『裏切りのサーカス』もよかったな。
CIA……というか、アメリカが主役となると、一気にド派手なドンパチアクションで、お約束のように正体を隠して恋人に訝しがられる主人公、というのがテンプレートだからちょっと苦手だ。スパイものは、情報戦がドキドキするし楽しい。銃よりも肉弾戦が好き。アトミック・ブロンドの長回しアクションは、観ていて痛々しかったけれど、めちゃステキでもあった。

グランド・ブダペスト・ホテルが好き。
画がとにかく好き! 画面の色合いやセット、キャラクターの外見からインサートの仕方まで、自分の好みにすごく合っていた。映画を観る時にはあまり監督を気にしない方だけれど、ウェス・アンダーソンの世界っていいんだよなぁ。何年か前にH&Mのホリデームービーを作っていたけれど、とてもステキだった。犬ヶ島も本当によかったな。全作品は観れていないから、過去作を追いかけたい。

時計じかけのオレンジが好き。
学生時代に観て衝撃を受け、以来ずっと好き。ただ、好きな映画は? と訊かれた時に時計じかけのオレンジと答えるのには一瞬躊躇う。私はこの映画の画やキャラクター、世界観が好きなのだけれど、ストーリーはそこまで好きと言えないからだ。人に薦めるのにはどうかなとも思う。一人で楽しむ分には、こういった余韻を残した、ある意味分かりづらい映画っていいと思うんだけどね。
映画きっかけで原作を読んだのだけれど、原作はすごく面白い。独特な文体で人によっては読みづらさを感じるかもしれないけれど、世界観に入り込める。主人公のアレックスが好きすぎて、何年も前のハロウィンでは彼のコスプレをした思い出も……。

スター・ウォーズが好き。
SFというジャンルは好きだけれど、それ以上にスペース・オペラが好きなんだよね。漫画だと寺沢武一先生の『コブラ』とか。船に乗って宇宙を駆けるってすごくロマンだ。
スター・ウォーズは、はじめて自分でVHSを買った作品でもあるから感慨深い。新三部作を劇場で観た時には感動したなぁ。でも、やっぱりエピソード4が一番かも。旧三部作はワクワク感がある。新三部作も、賛否あるけれど私は好きだよ。主人公の中ではレイが一番好感が持てる。
どのエピソードも、バー(というか酒場)のシーンがお気に入り。これぞスペース・オペラという感じでいいよね。

一方で、時代映画も好きだしミュージカルも好き。藤沢周平原作の時代映画は結構観たなぁ。殺陣が好きなんだよね。黒澤映画ももちろん観ている。昔の映画は長回しが多くて、殺陣はとても見応えあった。
ミュージカルは、雨に唄えばやサウンド・オブ・ミュージック、ハイスクールミュージカル……シカゴも大好きだったな。割と時代関係なく観ているけれど、昔を舞台にした作品の方が好みだ。私にとってはファンタジーだからかな? 現実と空想とがうまいバランスに感じるのかも。

映画を観る本数もだいぶ減ってしまったけれど、観たら観たで楽しいんだよね。次は何を観ようかな。

Main Photo by Myke Simon - Unsplash

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?