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悩める華金には〆のアイスを


月初の鬼作業との闘いを終え、勝ち取った華金の夜


音楽もSNSも断ち切って
誰もいない静寂の中、ふと思いがよぎった



私、いつまでこうして1人でバニラモナカジャンボ食べてるんだろう

ちゃんと写真まで撮ってる




実はバニラモナカジャンボ(チョコモナカジャンボ)は
2回に分けて食べると箱アイスよりも1回あたりの金額が安かったりする



……そんなライフハックを呑気に語っている場合ではなくて



今はこの至福のひとときが自分へのご褒美だと言っていられるが、
10年後、20年後も変わっていなかったらと思うとぞっとする


もちろん、ハーゲンダッツを買えるようになればいいという問題ではない




今は1ヶ月に2~3回家族と会うことができ、帰る実家もある

この現状を失ったとき、私に生きる糧は残されているのだろうか?

単刀直入に言えば、実家以外の家族となる人間関係を築いていけるのか?


バニラモナカジャンボに尋ねてみても、答えは返ってこなかった






先日、上司が私と先輩を引き連れて都内の高級焼き鳥をご馳走してくださった

後から調べたら、会員制のお店らしい(震)


もう鳥貴族に行けなくなるかと心配する必要がないほど別次元の美味しさを
堪能したあとは、これまた高級なワインバーへ



貴重な機会を逃すまいと、オススメしていただいた甘めのワインに挑戦

「貴腐ワイン」という種類らしい

写真フォルダ初のワイン



うーん… バニラモナカジャンボが食べたい……



夕食後のアイスがやめられない23歳にとって、
貴腐ワインの甘さは不慣れなアルコールに負けてしまった


とはいえ目の前に置かれたワインは、やや割高なコンビニアイスでさえ
何個か買えてしまうほどの1杯


この美味しさを享受できる頃には、
私はバニラモナカジャンボを卒業しているのだろうか




日頃の忙しさで忘れられていた悩みは、
華金という時間的余裕のもとに再び顔を出す


きっとまた月曜日には忘れてしまうだろうけれど、
どんな形であれ、悩みや不安が少しでも薄らいでいる未来を
私は願ってやまない

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