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欲求の解放

人間の3大欲求のうち、この欲求はどれに値するのだろう。

歌だ。私はずっと歌いたかったのだ。大好きな曲たちを、大きな声で。

昨日は専門学校の親友2人と(おそらく)数年ぶりにカラオケへ行った。そこで約3時間ほど歌って歌って歌いまくった。

最後にカラオケへ行ったのはいつだろう。コロナが日本に上陸してから、ずっと行っていない気がする。つまり3年は行っていないことになる。

私は歌が好きだ。学校の行き帰りに自転車を漕いでいる時だって、周りに聞こえないくらいのちっちゃい声で歌っているくらいには好きだ。

決して上手なわけではない。ただただ好きなのだ。大好きなのだ。「なんで?」って聞かれたら答えられないけど。

カラオケで歌いたい曲はたくさんあった。チャラン・ポ・ランタンの歌なんて特に。推しの曲はたっぷり歌いたい。

なのにカラオケには、チャラン・ポ・ランタンの曲はあまりない。本当は100曲以上あるのに、カラオケには(たぶん)15曲くらいしかない。 

カラオケに推しの曲があまりないという事実は、ファンにとっては悲しいことだ。歌いたい!と思った曲が入っていないことの方が多いからだ。

そんな少ない曲数の中でも、自分が歌えるキーのものを数曲選んで楽しく歌った。途中でキーが低すぎてマイクに声が入らなかったり高すぎて声がカスカスになったとしても、推しの歌を歌うのは最高だ。

『月』という曲。今まで見たことない点数が出て親友たちとビビり上げた。

チャラン・ポ・ランタン以外の曲も歌った。例えば岩崎宏美さんとか。宏美さんの曲は、父の影響で小学生の頃から好きだ。

『思秋期』を歌った時のことは1晩経った今もちゃんと覚えている。イントロで親友の1人が爆笑しながら膝から崩れ落ちた。私もそれにつられて笑ってしまった。その日1番笑った出来事かもしれない。

帰りは満月が綺麗な夜だった。バスが来るまで2人と喋って、バスを降りたらゆっくり歩いて家まで戻って。たぶんお風呂に入ってすぐ寝てしまったと思う。幸せな1日だった。

【追記】
次にカラオケへ行くのがいつになるかは分からないけど、それまでに歌いたい曲リストでも作っておこうかな。