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装ひ堂の『本の戯言』

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本について、思うことをつらつらと。
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ネタバレの恐怖

ミステリ読みが一番怖れていること。 それは、言わずと知れた「ネタバレ」である。 なにせミステリの場合、他のジャンルに比べて、その面白さのウェイトは「結果」が占める割合が大きいのだから。 私のお気に入りのサイトは、 ①読み物として面白いサイト(ブログやSNSのコミュニティ)であること。 もしくは、 ②書評・感想、中心のサイトであること。 この何れかである。 特にあらすじの羅列ではなく、きちんと自分の意見が書かれてあるものなら尚、結構。惚れる要素は満載であると付け加えて

順位

本屋さんが好き、なのか 本が好き、なのか 本を読むことが好き、なのか 活字が好き、なのか。 私はたぶん (番外)ミステリが好き、の一択。 …最早、『順位』にすらなっていないではないか。(笑) #日常 #エッセイ #ミステリ #本 #本屋さん #読書 #活字

読書

大層な文章でもないのに、書くときは言葉が耳に入ってくると書けない。でも本を読むときには、適度なざわめきの中の方が問題なく読める。 電車の中やプラットホーム、カフェ。 もちろん、傍若無人に届くような大きな声は困るけれど。 私は読書に静けさを求めない。 #日常 #エッセイ #読書

レビューを書くにあたって

店主は、『本好きだからこそ、予てからこんな機能が欲しいと思っていた理想のブックカバー専門店を作ってみた…』という、正しいルートを辿って今、ここにいると思っています。(笑) 二十数年ばかりネットの世界にいるものですから、過去、多くの書評サイトを訪れたり、自分も参加したりという具合です。 ただ、最近思うことは、この20年の間に、自分の気の持ち様が明らかに変わったもんだな、と思うのです。 まぁ、簡単に言ってしまえば、自分の感想を書くにあたって、人の感想は関係なくなった

買うべきか、買わざるべきか。

何の当ても無く、ふらりと立ち寄った書店で、文庫本(若しくは単行本)を買う。もちろんその本が、好きな作家のものであれば当然手に取るものだけれど、初めて聞く名前の作家だったら…? 何を基準にして、手を伸ばすのでしょうか? 私の場合はやはり、装丁かなと思います。 初めての作家の本を、しかもハードカバーで購入するという、一種の賭け。「面白くなかった」、それは即ち敗北を意味します。それでもまぁ、文庫本であれば、まだ傷は浅い。しかし、相手は二千円前後のハードカバー、失敗すれば2日間の