『ミライヲウム』/水沢秋生著
凜太郎は父と二人暮らし。彼には触れた相手の未来が見える力があるが、良くないものが見えた過去の経験から、大学生になった今も恋愛事には踏み切れないでいる。
そんなある日、彼の脳裏に、同級生の立花の未来が映し出される。
それは、彼女が血を流して横たわる姿だった…。
自然で、スッと頭に入ってくる文体は、とにかく読みやすい。遅読の私が一日で読めてしまった…。
同時にこれはミステリ作家さんにとって、最大の武器なんじゃないかと思う。
だってあまりにも自然な文体で話がとんとん拍子に進んで