【Report】B'z史上初の無観客配信ライブ初日は激レア曲満載、全17曲披露!

デビューから32年、日本のロックシーンの頂点に君臨するB'zがその歴史にまた新たな1ページを刻んだ。


B'z史上初となる無観客配信ライブが10月31日、日本の空の玄関口である羽田空港に程近いZepp Haneda(TOKYO)で行われた。


B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820-と銘打たれた今回のライブは、
「B’zがデビューした1988年から現在の2020年までに至る32年間を「5つの時代=5 ERAS」に分け、各々の時代にリリースした楽曲構成でライブを披露。5週全ての公演において、全楽曲を入れ替えるだけでなく、毎公演の演出・ステージセットも総入れ替え」(B'z Official Websiteより)して行われる、B'z史上初の試みであった。

B'z史上初の無観客配信ライブというだけで大きな注目を集める訳だが、「5週連続」「全楽曲、演出・ステージセット総入れ替え」という前代未聞のその内容はファンに大きなインパクトを与えた。


Day1

そして昨日。初日を迎えた注目のセットリストは激レア曲満載、初日を飾るに相応しい豪華なものであった。


01. だからその手を離して
1988年リリース、B'zの記念すべきデビューシングルで幕を開ける。オープニングビデオからの流れで松本孝弘、稲葉浩志の2人だけが登場。“1曲目はデビュー曲を2人だけで”という演出のコンセプトを感じ取れる幕開けであった。

03. 星降る夜に騒ごう
なんと披露するのは20数年ぶりという超激レアナンバー。1990年5月にリリースされた『BE THERE』のカップリング曲(※B'zではカップリング曲を2nd beat 3rd beatと呼ぶ)である。筆者もそうであるが、長年のファンはまずこの曲で鳥肌が立ち心が躍った、そんなパフォーマンスであった。

09. あいかわらずなボクら
1991年リリースのアルバム『IN THE LIFE』収録の人気曲。B'zのLIVE-GYMでも披露されてはいるものの、比較的披露されるのはレアな楽曲。MC後に「学校の教室」を見立てたステージセットにサポートメンバーとともにセッションスタイルで披露。

10. Baby,you're my home
前曲に続きセッションスタイルでの披露。これまた超激レア曲がセットリストに名を連ねた。1992年リリースのアルバム『RUN』のラストトラック。またも20数年ぶりに披露される形となった。

12. どうしても君を失いたくない
『いつかのメリークリスマス』も収録されている1992年リリースの『FRIENDS』収録曲。哀愁漂う往年の冬のラブバラード。この楽曲が披露されるのも珍しく、ファンにとっては嬉しいサプライズとなった。

14.『快楽の部屋』
ライブ終盤、エンディングに向けてのエンジンを入れるべく演奏されたかのようなレアなロックチューンが披露される。筆者も大好きだが、ファンにとっては隠れ人気ソング。1991年リリースのアルバム『IN THE LIFE』収録。


振り返ってみれば、LIVE-GYMでの定番曲やミリオンヒット曲、20数年ぶりに披露されたレアな楽曲にデビュー曲と、Day1のセットリストの並びは非常に豪華なものとなっていた。


初期の楽曲を今の彼らの歌と演奏で堪能できる幸せを胸いっぱいに感じた一夜であった。

Day1では1988年〜1993年の楽曲で構成された訳だが、来週7日はミリオンセラー続出の90年代中期のステージとなる。これから楽しみで仕方がない。

B'z SHOWCASE 2020 -5ERAS 8820- Day1 SET LIST

01. だからその手を離して
02. BLOWIN'
03. 星降る夜に騒ごう
04. BE THERE
05. 太陽のKomachi Angel
06. Easy Come,Easy Go!
07. GIMME YOUR LOVE〜不屈のLOVE DRIVER〜
08. ALONE
09. あいかわらずなボクら
10. Baby, you're my home
11. TONIGHT(Is The Night)
12. どうしても君を失いたくない
13. 恋心(KOI-GOKORO)
14. 『快楽の部屋』
15. ZERO
16. RUN
17. 裸足の女神


【support member】
drums 田中一光
bass 徳永暁人
keyboard 増田隆宣
guitar 大賀好修