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陸上自衛隊新隊員の方へ(自衛隊のいいところ)

序 論

4月、自衛隊に入隊した方はそろそろ入隊式でしょうか。
はじめのうちは嵐の中にいるようで、目まぐるしく夜になり、疲労で目をつぶったらすぐに朝を迎える、そんな方もいるでしょう。
色んな期待と不安を抱きながら着隊し、慣れない集団生活、集団行動に窮屈な気持ちもしているかと思います。
というところで、今日は自衛隊のいいところを紹介していこうと思います。

自衛隊のいいところ

① 国家公務員という身分
 言わずもがな、国家公務員ですね。
 正式には、「防衛省特別職国家公務員」となります。
 これのどこがいいところかと云うと、
・国家はそうそう倒産しない
・社会的信用が強い→ローン審査が通りやすい
子供たちからヒーロー扱い
・給与が安定している
 という点です。

② かけがえの無い仲間(同期)と出会える
 入隊同期、教育同期というのは同じ環境で同じ苦しみを味わい、互いに競争し合ったりととてもいい関係を築けます。
 教育が終わってからも交流が続いたり、なにかの折に再会することもあります。
 同じ釜の飯を食った仲、寝食をともにした仲、大事にしてください。
 (個人的には私は協調性が無いので疎遠でしたが、退職のときには、意外にもそれなりの人数が見送りをしてくれました)
 頑張っている姿は意外にも見てくれていますよ。

③ 年間休日数が多い
 新隊員教育ではあまり実感はできないとは思いますが、実は多いです。
 私の退職年度でも、個人的事由を除いた日数で130日以上です。(私の現職は115日)
 これは、夏季休暇と冬季休暇が2週間以上に渡ることがあったり、長期訓練後の戦力回復期間が設けられたりするためです。
 他にも、特に業務が無ければ半日休が取れたりもします。(所属部隊によります)

④ ほぼ毎年3千円〜昇給
 確実に年収が毎年5万〜増えていきます。
 昇給にも種類があり、8号俸、6号俸上がる特別昇給(通常は4号俸)もあります。勤務成績や昇任により、部隊長の推薦があって付与されます。
 この特別昇給は、昇任したあともベースとして残るため、可能な限り狙っていきたいですね。

⑤ 資格が無料で取れる
 代表的なもので云えば、「大型自動車第一種運転免許」がそうでしょう。
 他にも、「けん引免許」や「大型特殊自動車運転免許」、「普通自動二輪車運転免許」などの運転免許が部隊によっては取れたりします。
 部隊の要求によっては「乙種危険物取扱者」、「小型船舶」などもあります。
 任期満了退職や定年退職を控えた隊員は、フォークリフトや普通自動車運転免許、他にも希望する資格取得の補助が出ます。
 また、自衛隊に有用な資格を保有していると、「技術陸曹」として任命されるケースもあります。詳しく知りたい方は部隊の人事陸曹に問い合わせてみてください。

⑥ 銃を扱える
 現在日本国において、自動小銃や拳銃を扱える職業は、警察官、海上保安官、自衛官が代表的なものです。
 猟銃を使用する猟師もいますが、猟銃免許、警察への登録、自宅へのガンロッカーの備え付けなど、扱うまでのハードルが高いです。(個人的な感想です)
 銃を扱う職業の中でも、自衛官は小銃のみならず、機関銃や無反動砲、迫撃砲など大口径の火器も扱えます。
 特に、遠く離れた場所へ射撃する野戦砲や誘導弾など大威力のものもあります。(職種による)
 これは自衛隊だけですね。

あとがき

とまぁ、6点挙げさせていただきました。
今年入隊された新隊員の方へこのnoteが届けば幸いです。。

もしかしたら、「合わないな」とか「思っていたのと違うな」とかあるかもしれません。
私の同期でも1週間で退職したり、私が新隊員教育に携わったときには最速3日(通称「体験入隊」)もいました。
できることなら、1任期(2年)、曹候補生であれば3曹になってから、そこからでも遅くは無いと思います。
(単純に「時間がもったいない!」と思っているのであれば、さっさと辞めて次にいきましょう。)
ただ「辛い」「一人の時間がない」「体力が足りない」であれば、全ては時間が解決するとしか私は言えません。
「辛い」はやがて自分自身を強くします。
「一人の時間がない」は実は結婚して子供がいたら更に無くなります。
「体力が足りない」は筋肉に相談しましょう。正直無くてもなんとかなります(経験談)
辛いことよりも楽しいこと笑えることを探して、日々を過ごしたほうが、人生は彩り豊かになるよなぁと私は考えています。

今回はここらで筆を置きたいと思います。
ドライブしていたら桜が見えたので書いてみました。

それでは。

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