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構成譜の書き方

みなさん
おはようございます
KMK Recording Serviceの加茂弘祐です!

今回は構成譜の書き方を実演しながら紹介していこうと思います!

そもそも構成譜とはなんなのかということですが
そのまま曲の構成を表した譜面ですね
Aメロが何小節、サビが何小節、2サビの前にCメロがくる、ここでシンコペーション、ここでキメ、
などといった曲の特徴的な部分を書いた譜面になります。

普通の譜面と違うのはおたまじゃくしが書いてないところです

主にレコーディングの現場でエンジニアとプレイヤーが曲の詳細を共有するために使われるものです

1曲目 Flux-As「ナイトスカイ」

実例を見てみましょう ドン

こちらは金沢で活動するFlux-Asというバンドの「ナイトスカイ」という曲の構成譜になります
細かいところを見てみましょう

まず左上に拍子が書いてあります、この曲は4/4ですね
構成は
サビが8小節、
イントロが8小節、
Aメロが8小節、
Bメロが10小節、
サビ16小節、
間奏が8小節、
2Aが8小節、
2Bが10小節、
2サビが16小節、
ソロが8小節、
落ちサビ(ラスサビ)が16小節、
アウトロが8小節となっています。

曲頭やサビ前にキメがあります
サビや間奏はシンコペーションしてるところが多いですね
アウトロにちょっと歌ってるところありますね(歌詞が書いてあります)
アウトロ最後はジャーンジャーンジャーンジャーンジャジャジャジャで終わってます
あとこれは空欄になってますがBPMとKeyが書いてあれば完璧です
イントロの前のサビなんですが、今回は「0サビ」と書きましたが例えば「イントロ前サビ」と書いてもいいですね
五線譜の上にコードを書いてくれたら最高ですね


このポストの最後に曲を聞きながら書いている動画を置いておきますのでぜひ参考にしてください


この曲はけっこう構成がシンプルなので
もう一つ別の曲でやってみましょうか

2曲目 サカナノメ「また、明日」

次の曲はこちらも金沢で活動するサカナノメというバンドの「また、明日」という曲になります

イントロが8小節
0サビが16小節
ReIntroが22小節
1Aが8小節
1Bが16小節
1サビ16小節
間奏(ラララ)が8小節
(書きそびれてますが)大サビが20小節(右ページ一番上)
アウトロが9小節
といった構成になります

曲頭からReIntro前のフィルまでは同じ構成です
1A終わりにキメがあります
1サビ終わりから6/8になってます
大サビ11小節目にキメがあります
アウトロにもキメがあります

曲を聞いてみるとフィルから曲が入ったり、途中6/8になったり、構成がシンプルでなかったりと難しい部分が多い曲でしたが構成譜にするとこんな感じでわかりやすくなりますね


このポストの最後に曲を聞きながら書いている動画を置いておきますのでぜひ参考にしてください
特にこの曲は複雑なので聞きながら確認することをオススメします


決まった書き方はありません
情報を一目で共有できることが大事です
なのでめちゃくちゃ特殊な構成が出てきてもAメロBメロCメロ・・・Gメロと出てきてもいいんです

実際僕が1人で見るようのを作るときは落ちサビを「-サビ」、大サビを「+サビ」と書いたりします

空の構成譜はこんな感じで五線譜になってるものや、

構成譜 空

これ僕が作ったテンプレートなんですがこれぐらいシンプルなものでも構いません

構成譜 空(4小節区切り)

これなら自分たちでも作れるんじゃないでしょうか
見やすければ手書きでも構いませんが僕みたいに字が綺麗でない方はあまりお勧めしませんね

構成譜はレコーディングの時だけでなく、曲作りの段階でメンバー間で共有すれば
ここに決め作らない?といった話もスムーズになりますし、バンド内での曲への理解度が増すと思います
限られた練習時間をスムーズに進められるのも嬉しいことの一つですよね

ぜひ自分たちの曲で構成譜作ってみてください。

まとめ

みなさんご覧いただきありがとうございました
今回の投稿が少しでも参考になればと思います

構成譜の書き方を解説した動画をここに置いておきます
ぜひ参考にしてみてください

こんな時はどうするの、この曲の場合はどう書きたらいいのといった質問があればコメント下さい

それではまた次回!

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