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人生にセックスアピールは不要じゃない?

おんど様が『人生はセックスアピールがすべてじゃない』というタイトルでハメチンだかハミチンだかビーフオアチキンだかいずれにせよ私の小鳥並みの脳みそでは到底味わい尽くせぬ至高の芸術を投稿してくださったがためにピカソの絵を眺めた時と同じ「オメエに理解できんのか?」と詰問されて目を伏せてしまうような劣等感を覚えております日曜の午後。


私にはこんなエッジの立った文章は書けないので、タイトルだけ少々お借りして、本日は「異性にモテないことの利点」について書きます。
さあさあ非モテが叫ぶぜ!!


――と言いつつ、語るほどの話はありません。
なぜなら非モテの利点は単純明快だから。
それは、

モテない

  ↓

異性にわずらわされない

  ↓

ほかのことに時間が使える!


ということです。
ま、女優の秋吉久美子さんからの受け売りですけれど。


秋吉さんがとある女子大でトークイベントを行った際、彼氏いない歴=年齢が悩みの学生に対して、

「ラッキーだと思います。恋愛の素晴らしいところは論理や知性を超えてドツボにはまるところ。(質問者は)ドツボにはまらなくて済んで、計画的に人生を進めることができる」

とアドバイスしたそうですよ。
更に秋吉さんは自身の過去を振り返り、

「モテてモテて、(言い寄ってくる男性を)引きはがしながら歩いていた。そのお陰で道を誤ってしまって、ここに座っている。そうじゃなければノーベル賞を取れたかもしれない」

と続けたのだとか。


女優になるような人のモテっぷりなんて想像しかできませんが……大変でしょうね。
秋吉さんの言が嫌味に聞こえる人もいるかもしれないけれど、私にはこの人の本音に思えました。
実際、ほかにやりたいことがあったとしたら、言い寄ってくる異性が後を絶たない状況は邪魔以外の何ものでもないでしょう。


よって、異性に相手にされない人はそうでない人より時間面で有利であると自覚し、これを最大限生かすようにしたらいい! ――と私は自分に言い聞かせて毎夜枕を濡らしています。
そうさ、紀州のドン・ファンだって、労せず女にモテていたら金持ちにはなれなかったろう……。


また、およそモテモテで、よりどりみどりの中から満を持して選んだであろう旦那が結局公衆便所でアホ女に万札握らせてウハウハするグルメ界の八王夜王だった佐々木希さんのような例もありますから、選択肢が多いから良いというものでもないのかもしれません(第二子妊娠とは驚いた……)。
また、逆にジャムの法則みたいになっているモテ男・モテ女もいるのかも。


セックスアピール――異性を惹きつける力は、無意識に持っているものと、意識的に演出するものがあると思われます。
前者は仕方ないとして、後者のほうはみんなやめちまえばいい。
セックスアピールがそうであるように、アウトプットの対象を人間そのものにすれば、人間から得られるインプットは確かに増えるでしょう。しかし、そうして磨かれた自分をまた人間相手にアウトプットしていたのではある種の堂々巡り、まるで同じところをぐるぐる回る時計の針です。
飲み会で聞いた雑学をまた別の飲み会で披露しているみたいだ。時間の無駄ってやつですよ。


しかし、こんなこと言ってられるのは私が男だからとも思います。
人間には性欲という避けがたい欲求があり、男の場合それを満たすだけなら風俗店がいくらでもあります。が、女性は同じやりかたで性欲を満たそうにも心理的・物理的ハードルが男性とは段違いでしょうからね。必然、セックスアピールを駆使してまっとうな出会いを求める方向に流れざるをえない。
同情します。お金はないけど。


さてさて……今日は書きなぐりになってしまった。
けれど、わりと多くのnoteユーザーに刺さる文章になったんじゃないかな。

だってそうでしょう?
本当にモテて忙しいやつなんて、noteにいるわけねえんだから。