考えるというか解読する

個人的に考え事をする時、考える対象について知識を使ってあれこれ考えると言うよりも自分の中に生じた「感じ」を解読することがよくある。嫌な感じだったり違和感だったりネガティブなもの、快い感じだったりかわいいだったりポジティブなものなどなど様々。
「感じ」ってなんだよって言われるかもしれないけど、そうとしか言いようがない。自分にも原因がわからないけどそういう感じがする。という感じ。そういったものの原因を特定するという考え方をよくやる。
これは単にチルノを見てどうしてかわいいと感じるのだろう?と言うだけにとどまらず、「なぜか」嫌な感じがするとか、「なぜか」違和感があるとか、「そもそもどうしてだろう?」とか、Aについて考えてるときにBという情報を得て、「待てよAにBという材料が加わる?するとどうなる?」とかその場の雰囲気が変わった時なぜだろう?といった感じ。答えがわかりやすいものはすぐにわかるけど、感じたときには本気で理由が理解できていないことも多い。
これを解読すると出てくるものは単なる感情であったり、推論だったり、思考内容だったり、抽象的なポイントだったりする。ときに論文かよというくらいの長文になったりもする。というかよくなる。今書いてる文章だって似たようなもんだ。
この「解読する」という作業をやる人、わかる人はどれだけいるのだろう。

思い当たる節としてはタイプ論の直観。特に「理念的意味連関の知覚を伝える」「直観を内に向けて認識や内的観照に役立てている」(p.476)抽象的、内向的直観がこれなのかなーとか思ったりする。
ユングいわく、「直観の特質はこれが感覚的知覚や感情や知的推論の形をとって現れうるが、実はそのいずれでもないことである。」(p.475)らしい。この感じがこれとは断定できないけれど、これなんじゃないかなあと言ったところ。
これが主機能なら劣等機能が外向的感覚になるんだからそっち見ればいいじゃん。エレイン・N・アーロンもM.L.フォン・フランツも言ってるし。
ということで思い当たる節は確かにたくさんある。これやらなきゃ→忘れる。これやったっけ?→やってある。時間感覚が一般とかけ離れておりひどく曖昧でとある出来事がいつの出来事なのかよくわからない。昔の出来事を思い出すのが難しいどころか今日あったこと、数分前の出来事もうまく思い出せない。今日何やったっけ……
総じて認識が曖昧なため、それにつられて顕在的記憶が弱いあたりだろうか。
他にも見た目とか味に対する解像度が微妙とかもある。お高いもの食べてもあんま変わんなくない?とか。
代わりに全体的な雰囲気を見てこりゃあすごいぞ?なんて思ったりもする。何が違うの?と言われたら困るけど。なんか全体的なバランスみたいなやつがある。お絵描きで一部だけ妙に写実的で、ほかがデフォルメ強いと下手に見える的な感じ。(これをうまくまとめる人もいます。そういう人すごい)

頻繁に思考実験的な話をしたり、遠くに共通点がある話をするためかよく宇宙と言われる。物事のつながりを見つけるのは得意らしいので他の人にはなんのこっちゃ?となりやすいのかなあとか思ったりする。あえて関係ないことをつなげることもあるので更に宇宙。見分けつかないしね。関係あることはもちろん、関係ないことは関係ないことと「何故か」知覚できるのも変なポイントなのかもしれない。
そんなこんなで内向的直観タイプなんじゃないかなとか思ってるけどはてさて。

MBTIだとINFJみたいに言うけど結局直観タイプなんだからJじゃないよなーとか思ってたら定義が妙なことになってたのはまた別のお話。Classic Juingian表記流行らないかな……IN(F)とか。

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