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音楽が好きになったきっかけのCD

わたしがはじめて買ったCDは、「恋しさと せつなさと 心強さと」になります。

篠原涼子さんが歌っていて、『ストリートファイターII MOVIE』主題歌のタイアップ曲になります。
※テレビゲームは「スーパーストリートファイターIIX」を原作としています。

当時、学生だったわたしはゲームセンターで遊んでから帰るのが日課でした。

ゲーム機として発売されるよりも早くゲームセンターに導入されることもあり、新しい台はないかとよく通っていました。

昔のゲームセンターはシューティングゲームが主流で同じ台も複数あることもざらでした。

どれだけお金をかけずに全クリアができるかを競って友人たちと協力プレイで遊んでいました。

そんなとき、格闘ゲームとして革新的な「ストリートファイターII」がゲームセンターに導入されたことでいつもより頻繁に行くことになったのはいい思い出です。

必殺技コマンドも通常技コマンドもわからない手探りの状態でゲームセンターに通っていたので、コンピュータに負けることも多くありました。

格闘ゲームは対戦ゲームでもあるのでプレイヤー同士でも遊べるようになっています。

1Pの隣に2Pの操作レバーとボタンがあるのが主流でしたので、画面に対して1つしかないのは対戦プレイヤーがどういった操作で攻撃・防御されるのかわかりません。

プレイヤー同士で遊ぶときはすごく盛り上がりましたし、勝ち続けるプレイヤーの後ろには立ち見の人がつく賑わいでした。

プレイヤー同士で対戦した場合、勝った方は次に乱入されるまでは1Pモードでプレイを継続出来るようになっているのが「ストリートファイターII」です。

そのため、ラスボスを倒して全クリアしない限りは最少のお金で遊ぶことができます。

しかし、プレイヤーが乱入すると2勝しないとすぐゲーム終了というシビアなゲームでもあります。

お金を追加で入れて再戦するか、敗北を認めてゲーム台から離れるかの2択になります。

いい勝負であれば再戦しますが、学生の帰宅時間は他校の学生もいたり大人たちもいてお金を費やしてゲームの腕を磨くには厳しかったです。

ゲームするよりもうまいプレイヤーの操作を見ることが多くなってきたころ、ゲーム機で発売されることになりわたしはとても喜んだことを今でも覚えています。

親にゲームを購入してもらってからは、ゲーム機で腕を磨きゲームセンターで強者のプレイヤーと遊ぶという日課に変わりつつありました。

そんなとき、「ストリートファイターII」のゲームがアニメ化、映画化したこともありゲーム関連ではないものにも興味をもつようになりました。

キャラの特徴は誰よりも詳しいし、アニメではゲームで語られない裏話もあるので楽しみに見ていました。

そのなかで映画だけは、オリジナルゲーム版の発売元であるカプコンの自社製作にて劇場公開された長編アニメーション映画ということもあり、映画館に友人たちと一緒に見に行きました。

映画の内容はゲームにほぼ準拠していてよかったし、主題歌とエンディング曲がとても印象的に残っていました。

篠原涼子さんとはどんな人か?他にはどういった曲を出しているのか?とゲーム以外にも興味をもちはじめて買った記念のCDにもなります。

今までテレビで見るアニメやドラマの主題歌、挿入歌、エンディング曲を聞いても心が惹かれるといったことはあまりありませんでした。

内容に合致していない、わたしが気に入るメロディー、歌詞じゃないといった個人的な理由でCDを購入するといった行動を移せていませんでした。

「恋しさと せつなさと 心強さと」の曲を聴くだけで、わたしは強くなれるという思い込みがあったのかもしれません。

ゲームセンターに行くとき、ゲームをしているときはこの曲を聴きながら行うのが当時のマイブームでもありました。

今では音楽はCDではなくダウンロードが主流になってきていますが、歌詞カードを広げて歌を聴きながら音読しながら追っていたのは今でもいい思い出です。

カラオケでも歌ったはじめてのCDとして締めくくりたいと思います。

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