「戦争しないと誓った憲法を守るために」くまもと九条の会がスタンディング
8月3日、熊本市中央区下通アーケードで市民団体「くまもと九条の会」が護憲を訴えるスタンディングと署名活動を行った。同会が毎月3日に行なっているもので、青年、労働者、市民など約20人が参加した。
参加者は「コロナ禍による生活苦が広がる中、軍拡を行い憲法を変えようとする動きが強まり、社会保障解体や国家総動員体制が進められている。これまでの平和主義を180度転換するもので、許されない。日本が危険な道に行くことを阻止しないといけない」と訴えた。また、別の参加者は「軍拡に投じられる莫大な予算を生活を守るために用いることができれば、暮らしは抜本的に良くなる。戦争をする国づくりのためだけに予算を投じるようなことはあってはならない。憲法九条や平和主義を活かした外交や国際活動を」と述べ、憲法九条の改憲反対、軍拡反対などを呼びかけた。
40分のスタンディングの間に通りかかった複数人が憲法改正反対の署名に応じた。参加者はそれぞれプラカードや横断幕を掲げ、護憲や核禁止条約の批准を訴える内容の他、ロシアによるウクライナ侵攻を糾弾するものもあった。
同会によると次回のスタンディングは9月3日を予定しており、8月15日には全国の護憲団体と協力して東京での大集会を計画している。
(2023年8月3日)
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