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夏休みの日記

昨日、「ギャルバン!」が全公演終演いたしました。無事に全5公演開演し終演出来ました。
観に来てくださった皆さま、がんばれー!いいぞいいぞー!と応援してくださった皆さま、ありがとうございました。
今回はギャルバン!という私の大好きな大切な存在となったバンドのマネージャーをやらせていただいたのもあり、お客様と顔を合わせる機会も多く、また近くで感じることも多かったです。
皆さまに観て感じていただけて本当に幸せに思いますです。


もう舞台に立たないのかもしれないなぁ、うーん、立たないだろうなぁ、なんかそんな気がするなぁ。と感じていた今年、2022の神近。
今年は何の予定もなく始まり、私の心も「オーディションどこじゃーい」「なんか出たい舞台どこじゃーい」みたいな叫びをすることなく日々過ごしていて、お金が貯まったら旅行する、そんな生活を続けていて楽しくてこれでええやんってなっていました。
楽しいことはいくらでもあるから生きていけるなぁって。

でももうちょっと舞台関係で楽しいこともやってからがいいなぁって思い始めて、wag.さんのワークショップに行くことを決めて、ちょろちょろっとワークショップオーディションにも参加して、楽しさや自分自身のことを改めて知る時間を得ました。

ちいこ(藤井千咲子氏)が声をかけてくれたのもそんな時期だったかと思います、え、曖昧な表現。
最初は手伝ってほしいってことで、スタッフとして参加予定でした。ちいことは昨年共演してから会えていなかったけど、ちいこが出演するお芝居を観に行って、そのタイミングでした。これは断言できるよ、えっへん。

ちいこは同い年なんですけど、自分の考えを強く心の真ん中に持っていて人としてかっこよき部分が多くて、自分と違うその部分が大好きです。あらやだ恥ずかしい。ちいこの素敵な部分は本当に書ききれないほどあるので泣く泣く割愛しますけども、信頼出来るし一緒にいて楽しい景色を見せてくれるなぁってしっかりした根拠はないけど感じていたのでね、彼女がつくる世界をお手伝い出来るならと元気よく手を上げました。はい!!!って。伝わってないと思うけど。は〜い、くらいにしか伝わってないかと思うけど。

それがあれよあれよと役者として舞台に立たせてもらうことが出来て、1シーンくらいだと思っていたらたくさんの素敵なシーンに生きさせてもらえて、幸せでした。急な割愛がエグいですね。すみません。ちゃんと書きますね。

と言ってもなにもかも細かく書くのも違うので、
ここが素敵なんだよSHIMAISHIBAI!
ここが素敵なんだよギャルバン!
てなとこを書き出してみよう。

まずは何よりも、人です。
これはちいこにも何回も何回も伝えましたが、ちいこの集めた今回のギャルバン!に関わってくださった皆々さまが一人残らず素敵な方たちで。
キャストの、ちいこ、ぶんちゃん(重松文氏)、Ayanoちゃん(Ayano氏)、友くん(大垣友氏)、阿久津くん(阿久津京介氏)、キャスト兼六本木BIGHOUSE店長さんの白山さん(白山治輝氏)、楽曲制作者の森さん(森良太氏)、制作の和田さん(和田千裕氏)、映像撮影の亜寿香さん(藤野亜寿香氏)、照明の緒方さん(緒方稔記氏)、音響のかざまさん(かざまさん氏)、写真撮影のMizuoさん(呂柏霏氏)、だけでなく!関わってくださったみーなみな様、観に来てくださったお客様も含めてもれなく全員です。応募者全員貰えるあれです。懐かしいな、私はちゃおを読んでました。ミルモでポン!とかですね。ミルミルミルモでポン!

ね、そうなんです。顔合わせの時から和やかで優しさが溢れていました。
優しさの連鎖の話をしようね。とある稽古終わり、稽古場を出るときに各々忘れ物ない?大丈夫かな?って確認し合ってて。わたしはドアマンをやりながらみんなの様子を見ていたんですけども、阿久津くんが「充電器忘れてるよ」って言ってぶんちゃんのでぶんちゃんが「ありがとう」って言ってたら、友くんが「飲み物忘れてるよ」って言ってそれが阿久津くんので「ありがとう」って言って、ちょっとした連鎖ではあるんだけど、みんながみんな周りの人のことを思い合っているのが出ているなぁって心がにこにこなったのを覚えています。
みんながみんなおっちょこちょいだとも言えますが、それはそれで可愛いので100点です。
最後に部屋を出るちいこがみんな優しいなぁ的なことを言っていたのでね、ちいこが集めてくれたんだよって伝えました。ちいこが声掛けてくれんかったら出会わなかったやもしれぬわけで、このメンバーで一同に集まることはきっとなかったから、それが嬉しくなったのを覚えています。しみじみ。

ライブハウスに入ってからはとにかく、キャストだけでなく、スタッフさんも全員一つの輪の中にいるなぁって感じることばかりでした。それもちいこが、SHIMAISHIBAIさんが作り出してくれたもので、愛が止まりませんでした。

「ギャルバン!」という作品、稽古中からずっと特等席で音楽を聴けて、一緒に過ごしていたら自然とギャルバン!の世界で生きられる不思議な作品でした。
お客様が入ってからのライブハウスでの景色は想像の何倍もギラッギラしててわくわくが止まらない日々でした。わたしは、あの景色がとても美しいと感じたし心がときめていたし伝わっていると感じることも終演後じわっとありましたし、大好きです。
ちいこに、青春のおすそ分けをしてもらって、そんな贅沢なことがあるんだなぁと思っています。人の青春おすそ分けよ?すげぇや。やんややんや。

いつかのツイートだかなんだかにも書いた記憶がありますが、映画「怒り」で「大切なものが多すぎる」って台詞があったんですがね、それが私にはとても響いてどうにもこびりついちゃってるんですけど、当時はなんのこっちゃいむずぅって思っただけで。でも、そうなんだなぁと感じる今の神近は。
どんなにお気に入りの大きなカバンにも、ぜーんぶは入らんからね、本当に大切なものを大切にしていきたいよねぇ。

あと、自分の知り合いとまた別の知り合いがお知り合いになった時に、「世間は狭いねぇ」と言いますが、私は狭いと感じたことがなくて、むしろなんて広がっているんだ!どんだけ広がってっちゃうんだろうなぁ!って思います。
お花がどんどん集まって花束になっていく感じというか、手と手を繋いでどんどん大きな輪っかが出来ていくような、そんな感覚。
それを今回のギャルバン!でも感じましたでござる。感じましたって打ったら予測変換で感じましたでござるって出てきた。使ったことねぇ。誰だ勝手に武士になったの。

いやぁ、とっても良い夏でした。
また皆で何かやりたいなと思っています。それぞれの活動を追っかけていきたいと思います。
ギャルバン!を観てくださった皆さまにも、またどこかでお会いできたら嬉しいです。
おらがんばる。

ギャルバン!マネージャー都木纏
これを読んでくださっている皆さまにありがとうの気持ちでいっぱいの神近梨子、でした。


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