RTA WEEK NEWSをやって

はじめに

RTA WEEKというイベントがありました。

2021/4/29~同年5/9までの11日間、毎日何かしらの企画をリレーし続けるという、狂気に足を踏み入れているような企画です。

その企画の中で「RTA WEEK NEWS」というものがありました。

内容は後で語るとして、私はその企画の運営でした。

そういうわけで、今回はそれについて語ります。

成功したのか

成功しました。

個人がやる企画として、とてもいい塩梅で上手くいったと言えるでしょう。
自分で言うな?いやいや、自分がこれぐらい言わないでどうするんですか。

実際の声として、「RTA WEEK NEWSのおかげで朝起きてた」とか、「昨日見れなかった企画も見たくなった」みたいなお声を頂けています。
客観的に見てもこれは良い企画だったと思います。

もちろんこの企画はRTAをやる企画でなければ、RTA走者じゃなくても出来る企画でもあります。
しかしこの企画を私がやったこと自体が成功した一つの要因だったんじゃないかなあ、なんて思っています。
待て、まだその批判の刃は出す時じゃないぞ。

何が良かったのか

成功の要因は三つあると思っています。
みんなも好きでしょ、この三要素みたいなやつ。

一つ目。

私がVtuberであることが、この企画では良い部分として機能しました。

RTA WEEK NEWS」はその性質上、顔出しで配信を行う方が良く見えやすいです。
ニュースだからね、顔出さないニュースキャスターってそれもうラジオですからね。

ですが、ただ顔を出すだけではこの企画は恐らく微妙な、いやちょっと悪く見えるでしょう。もしくはめちゃくちゃ手間が増えるか、ですね。
ニュースをお届けするというのに、自宅感満載の背景だったらあれ?って思う方もいると思います。
服装も大事です。ニュースなのにパジャマを着ていたら、お前寝坊か?と思われても仕方ありません。

Vtuberというものは非常に便利なもので、これらの問題を一瞬で解決してくれます。
実際には衣装を作ってくれたヅカさんの功績が大きくあるのですが。

自分は顔出しをしていないのに、Vtuberという身体のおかげで顔出しよりも良い配信画面を作る可能性が生まれた。
これがNEWSがウケた一つ目の要因だと思います。

二つ目。

幸運にも、私がそれなりに幅広くゲームの知識があったこと。

もちろん私よりも詳しい方はたくさんいらっしゃると思いますが、それはそれとして、私もそこそこの範囲のゲームを知っています。

NEWSを作る上で、この知っているかどうかという部分は武器になりました。

RTA WEEK NEWS」では、前日の企画を短い動画形式で繋げたものを紹介する「昨日のハイライト」というコーナーを設けていました。
このコーナーで使用する動画は基本的には私が作成していたのですが、これがそこそこ大変な作業でした。
何故なら、ゲームのどの部分が見どころなのか、面白いのかを分かっていなければ、ハイライトとしての機能が損なわれるからです。
昨日一番面白かったところを紹介してこそ、このコーナーが盛り上がる。私はそう考えて作っていました。


当然ながら知らないゲームもあったので、そこは主催の方に相談してクリップをいただいたりもしました。
が、その他の部分で見どころを作れたのは、私がある程度ゲームの知識を持っていて、RTAをそこそこ視聴していたからでしょう
まだ調子乗らせてくれ、頼むから。

まだ「RTA WEEK NEWS」を見ていないという方は、とりあえずこの昨日のハイライトだけでも見てください。
出来る限り一番面白いシーンを流しています。

三つ目。

私が文章を書く経験をしていたこと。

とあるファンサイトで何年か記事を書かせていただいた経験があったので、文字を書くことには人並の自信があります。

これは「RTA WEEK NEWS」にも活かせる能力でした。

この企画、ニュースという性質上、避けては通れないものがあります。
それは、当日の台本を用意する必要があるということです。
この台本は全ての企画が終わった後、ニュースが始まる前にしか用意が出来ません。
だって、企画で何があるか分からないから。

正直台本を用意しないことも考えはしましたが、一瞬でその考えは無理だと悟ったので、毎日台本を書いていました。
キツいと思われるかもしれないですが、これがどうして、先述の記事経験が活きたわけです。
文字がすらすら出てくるので、書きたい放題フィーバータイムでした。

未経験の状態からこれをやることになっていたら、多分私は毎日の睡眠時間が二時間ほど削られていたことでしょう。
考えただけで恐ろしいですね。

「Vtuberであること」
「ゲームの知識がそれなりにあったこと」
「文章を書く経験をしていたこと」

これらが上手く嚙み合って、「RTA WEEK NEWS」は成功した企画になりました。

もちろん、NEWSを見てくれた視聴者の皆さんのおかげというのが一番ですけれどね。

成功の裏で

以上が「RTA WEEK NEWS」が成功した理由でした!いかが

で終わったら、この記事を書いている意味は2%もないですね。

成功した~よかった~ばんざいばんざーい!
これだけで終わるようでは、企画者として半人前、いや四分の一人前もいいとこでしょう。
やりましょう、反省会。

成功した裏には、当然ながら失敗したこともありました。
失敗したというか、これはミスだったなということです。

皆さんにも、なんとなく日常でこれミスったな~とか、こうすりゃよかったな~なんて思うことは幾らでもあるでしょう。
イベントの企画、運営、主催に至るまで、同じ事があります。
やらないと分からなかったことや、事前に思い至らなかったことは皆一様にあるものです。

RTA WEEK NEWS」に関しては、そのミスについて共通して言えることが一つあります。

それは、自分の実力を過信していたことです。

存在しない企画

そもそも、「RTA WEEK NEWS」という企画は元々存在しない企画でした。

画像1

これはRTA WEEKが全ての企画応募を受けた後に作成したスケジュール表です。

もう一度言いますよ。

全ての企画応募を受けた後に作成したスケジュール表です。
見れば一目瞭然、「RTA WEEK NEWS」なんてどこにも存在しませんね。

何故この一覧に無かったか、聡明な皆さんには分かると思います。

そう、私が応募することを完全に忘れていました。
石を投げるなら今です。

頭の中に企画はあったので、後は履歴書を書いて送るだけ~と思ってはいましたが、送り忘れていたのですね。
みんなもここだけは気を付けよう。

じゃあ、この企画は一体どこから生えてきたのか。

その正体がこれです。

スクリーンショット 2021-05-11 143237

捨てる神あれば拾う神あり。
拾う神こと、とよまなさんにツイートを拾ってもらったことで、この企画が生まれました。
マジでありがとうございました。
因みに、捨てる神は企画を投げ捨てた私です。

若干抜け道ではありましたが、ともかくRTA WEEKに企画参加することが決まった以上、ちゃんとやらんとなと思っていたのがこの辺り。

生えてきた企画であるならば、良いものを見せる義務を感じていました。

そうして私に過信が生まれます。

過信禁物

さて、私が過信をしていた話に繋がります。

皆さんはこの「RTA WEEK NEWS」の運営って何人がやっていると思いますか?

主催、台本作成、動画作成で三人?
動画のクリップ作りをする人がいて四~五人?
はたまた、ヅカさんを入れて六人以上?

残念、どれも外れです。
正解は私一人です。

これぐらいなら一人で全部できるやろ~と思っていました。慢心でした。

何故そう思ったのか、理由はあります。

まず、企画の性質上、RTA WEEKが始まるまでにやるべき事が非常に少なかったです。

RTA WEEKでは参加する企画の全てにロゴを用意するという試みが行われました。
当然、それは「RTA WEEK NEWS」も例外ではありません。

なので、ロゴデザインは当日までに作る必要がありました。
しかし、それ以外のやる事は配信レイアウトを作るぐらいしかなかったのです。
これぐらいなら一人でも全く問題なくやれますね。
じゃあ全部一人でやっても問題なくね!?


はい、見通しが甘いです。甘すぎました。

結果何が起こったかというと、毎日夜中に全企画を確認してクリップを作成し、それを一つの動画に繋げ、更に台本を用意し、スケジュールの画像も作りスライドも作り眠そうなのは隠し――忙しすぎました。

せめて運営協力が一人でもいれば、クリップを作成する作業などを分業することも出来たと思います。

RTA WEEK中の睡眠時間は平均約四時間半、ひどい日は一時間も寝ていない日もありました。
これも全て自業自得、受け入れるしかありません。

これから得られる教訓は、どんな小さな運営でも必ず一人以上の協力者を募った方が良いです。

準備は一人で出来るでしょうが、当日の段どりなんかは絶対に二人以上で臨みましょう。
例えば今回の場合、私に何かあったらNEWSはその時点で終了でしたからね。

これ以外にも、軽率にロゴデザインを自分で作るって言ってしまったり、何も考えずに夜更かしして企画見てたり、いろんなミスがありました。
特にロゴは作ったことないのに自分で作るって言いましたからね。
なんとかいい感じに見えるものができたので良かったですが、こういうのは素直にデザイン班に甘えてよかったでしょう。

配信レイアウトが完成したのも実は開始直前だとかもありますが、まあその辺りは語ってもしょうがないことです。

とにかく、私は自分の力を過信していました。
次回同じようなことやる時は、真っ先に協力者を募ると思います。
とよまなさんも言ってたけど、仲間がいるからこそ出来ることってありますからね。

RTA WEEKを終えて

私のRTA WEEKは、NEWSに始まってNEWSに終わりました。

最終日もクマノミさんに動画を送り付けて流してもらったので、本当に出ずっぱりの11日間を過ごしました。なにやってんだこいつ。
どういう動画か気になる方は、RTA WEEK最終日の「第二回ポケモンはらはらRTAリレー」の朝5時半ぐらいのところをご覧ください。

一人で全部やった事は明らかに間違いでしたが、それはそれで達成感も味わっていました。
この企画本当に全部一人でやり遂げたんだなあと、そう感じていたわけです。

そうして迎えたエンディング。
私はどうしてもスマブラのRTA熱が上がっていたので、配信しながら見ていたのですが、グランドEDが流れる時はタイマーすら止めて見入っていました。

11日間35企画、関わった全ての企画と人が一同に流れるスタッフロール。

あれを見て、目頭が熱くなりました。マジで泣きそうでした。
配信中だから流石に我慢したけど。

本当にこの企画終わったんだなと思って、喪失感のようなものも同時に味わいました。

RTA WEEKに関して思うところはいくつかあります。

良い企画だなーとか、自分ならここはこうするなーとか。

まあ、全部ひっくるめて楽しい思い出と、自分の経験値になりましたね。

私もいくつかの企画に出させていただいたので、まだ見てない方はアーカイブでご覧ください。
私が出た企画、いや私の出番は全部面白いんで、時間の無駄にはさせないです。マジです。

私の宣伝もしたところで、本記事はおしまいとしておきます。

最後に、投げ銭を用意しました。

私を応援したいな~という方がいらしましたら、お気持ちの代わりに投げ銭していただけると幸いです。
投げ銭の後で読めるものは一切ありません。
石を投げたい方は、石だけ投げてください。

今後もこんなノリで記事を書いていくので、どうぞよろしくお願いいたします。

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